「ジムに通い始めたけれど、効果が出るのはいつから?」
「筋トレや有酸素運動を続けているのに、変化を感じない…」
ジム通いを始めたものの、すぐに体脂肪燃焼や筋肉量の増加を実感できずに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
実際、効果が現れるまでの期間はトレーニング頻度や食事管理、運動習慣によって異なります。
一般的に、筋トレによる基礎代謝向上は数週間から1カ月、有酸素運動による体重変化は3カ月ほどかかると言われています。
そこで本記事では、ジムの効果を最大限に引き出すポイントや、最短で結果を出すコツについて詳しく解説していきます。
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ジムの効果はいつから実感できるのか?
まずはジムの効果がいつから出るのかについて具体的に解説します。
・1~2週間で初期効果を感じられる
・1~3ヶ月で目に見えた効果が出始める
・6ヶ月以上で継続した効果を感じられる
効果が出る期間を知ることは、継続するモチベーションになるのではないでしょうか。
1~2週間で初期効果を感じられる
ジム通いを始めたばかりの1〜2週間は、体に小さな変化が現れ始める時期です。
最初の数回のトレーニングでは、筋肉の疲労感や軽い筋肉痛を感じることが多く、そこで辞めたくなる人もいるかもしれません。
しかし、この状態は普段使わない筋肉を動かした証拠であり、体が運動に慣れていく過程で起こるため、筋肉痛は体が新しい負荷に適応している証でしょう。
そんな期間は精神的な変化も感じやすく、運動によってエンドルフィンが分泌されて、気分が良くなることも多いです。
運動後の爽快感やストレス解消効果を実感できたり、運動習慣が少しずつ定着し始めたりすることで、ジム通いが楽しく感じられるでしょう。
ジムに通い始めた初期の段階では、体重の大きな変化は期待できませんが、体が引き締まり始める感覚を得ることがあるため、モチベーションが高まり、継続する意欲が増すはずです。
1~3ヶ月で目に見えた効果が出始める
ジムに通い始めてから1〜3ヶ月が経過すると、目に見える効果が出始めます。
この期間に入ると、筋肉が徐々に発達して体の変化が実感しやすくなるだけでなく、体重の変化も見られ、体脂肪が減少したり、筋肉量が増えたりすることで、引き締まった体型になることが多いです。
この時期には、筋力が向上して以前よりも重いウェイトを持ち上げることができるようになったり、持久力も向上したりするため、有酸素運動が楽に感じられるようになります。
こういった進歩は、運動の継続によって達成されるため、「続けて良かった」と励みになるのではないでしょうか。
さらに、代謝が活発になり、日常生活の中でエネルギーの消費量が増えるため、運動していない時間でもカロリーを消費しやすくなるため、痩せやすくなります。そのため、この時期は食事管理と併せて行うことで、ダイエット効果が一番顕著に出るはずです。
6ヶ月以上で継続した効果を感じられる
ジムに6ヶ月以上通い続けると、長期的な効果が明確に現れます。
この期間入ると、体が大きく変わり、持続的な筋肉の発達と体脂肪の減少が見られるでしょう。
筋肉量の増加によって、基礎代謝も向上するため、安静時のカロリー消費が増えて痩せやすい体質になるのも特徴的です。
また、筋力や持久力も大幅に向上するため、日常生活の動作が楽になるだけでなく、運動のパフォーマンスも劇的に改善されるなど、長期的な健康リスクが減少して、生活の質が向上するのも運動を続けた効果といえるでしょう。
さらに、定期的な運動はストレスを軽減して、メンタルヘルスの改善にも効果を与えてくれるため、自己肯定感や自信が増えて、ポジティブな気持ちを抱きやすくなるなど、精神面でも大きな効果が見受けられます。
そのため、6ヶ月以上のジム通いは、肉体的な健康だけでなく、精神的な健康にも大きな効果をもたらしてくれるといえ、長期的な視点で取り組むことは、持続可能な健康を手に入れる大きな一歩になるのです。
ジムの効果を高める3つのポイント
ジムの効果がいつから出るのかが分かったことで、「そんな効果をできるだけ早く実感したい」と思う人もいるのではないでしょうか。
・適切なトレーニング頻度と時間の設定
・栄養バランスの取れた食事を摂る
・休息やリカバリーを意識する
そこでここでは、ジムの効果を高める3つのポイントについて解説します。
適切なトレーニング頻度と時間の設定
ジムの効果を早めるためには、適切なトレーニング頻度と時間を設定することが大切です。
一般的に、週のトレーニング回数は3〜4回が理想といわれており、筋力トレーニングと有酸素運動をバランスよく組み合わせることで、効果的に脂肪を燃焼して筋肉を増やすことができるでしょう。
また、トレーニング内容をバラエティに富んだものにすることも効果的です。
・月曜日と木曜日に上半身の筋トレ
・火曜日と金曜日に下半身の筋トレ
・水曜日と土曜日に有酸素運動
上記のようなスケジュールを組むことで、全身をバランスよく鍛えることができるでしょう。
栄養バランスの取れた食事を摂る
ジムの効果を最大限に引き出すためには、栄養バランスの取れた食事が何よりも大切です。
まず、たんぱく質はジムに通い始めたら一番意識すべき栄養素といえるでしょう。
重たんぱく質は筋肉の修復と成長を助けてくれるため、体重1kgあたり1.2〜1.5gのたんぱく質を目安に摂取してください。
鶏胸肉、魚、卵、大豆製品など、たんぱく質が豊富な食品をバランスよく食事に取り入れることで、飽きずに食べることができるはずです。
また、エネルギー源として炭水化物も意識して摂取しましょう。
運動後には、筋肉の回復を促進するためにバナナや甘いポテトなど、吸収の早い炭水化物を摂ることもおすすめです。
脂質も必要な栄養素ではあるものの、どんな脂質でも良いわけではありません。
オリーブオイルやナッツ、アボカドなど、不飽和脂肪酸を含む質の良い脂質を摂取することで、体のホルモンバランスが整い、筋肉の成長をサポートできるでしょう。
こうやって運動前後に必要な栄養素を取ることは、運動の効果を最大限に引き出すだけでなく、体調を整えるキッカケにもなるため、意識して摂取するようにしてください。
休息やリカバリーを意識する
ジムでのトレーニング効果を早めるためには、十分な休息とリカバリーが大切です。
筋肉はトレーニング中ではなく、休息中に修復されて成長するため、適切な休息を取ることは、筋肉の発達に必要不可欠です。
また、睡眠も重要な要素といわれており、毎晩7〜9時間の質の良い睡眠を確保することで、体の修復プロセスをサポートでき、成長ホルモンの分泌を促進できます。
さらに、トレーニング後のストレッチは筋肉の緊張を和らげて血行を促進してくれるため、軽いウォーキングやヨガなどの活動は、血液循環を改善し、筋肉の回復を助けるリカバリー効果があります。
ジムで効果を最大限に引き出すためのトレーニングメニュー
・有酸素運動と無酸素運動のバランスを意識する
・ 初心者向けの筋トレメニュー
・ 上級者向けの筋トレメニュー
ここではジムで効果を最大限に引き出すためのトレーニングメニューについて具体的に解説します。
有酸素運動と無酸素運動のバランスを意識する
ジムでのトレーニング効果を最大限に引き出すには、有酸素運動と無酸素運動のバランスを取ることが大切です。
有酸素運動には、心肺機能を高めて、脂肪を効果的に燃焼させる役割があるため、ランニング、サイクリング、エリプティカルなどのマシンを使って、週に3〜4回、20〜30分程度の有酸素運動を取り入れてみてください。
一方で、無酸素運動(とくに筋力トレーニング)は、筋肉を増やし基礎代謝を上げる効果があります。筋肉量が増えると、安静時のカロリー消費量も増えるため、効率的にダイエットが進むのがメリットです。
無酸素運動をする際は、全身の筋肉をバランス良く鍛えることが大切になるため、週に3〜4回、部位ごとに分けてトレーニングをしてみてください。
たとえば、月曜日に胸と腕、火曜日に脚と腹筋、木曜日に背中と肩、金曜日に全身といったスケジュールを組むと効果的です。こうすることで、筋肉を休める時間を確保しつつ、全身をバランス良く鍛えることができるでしょう。
初心者向けの筋トレメニュー
ジム初心者にとって、筋トレメニューはシンプルで全身をバランスよく鍛えられるものが理想です。
最初は週に3回、1回あたり30〜45分程度のトレーニングを目指します。
以下は、初心者向けの基本的な筋トレメニューです。
①スクワット:
3セット×10〜15回
②プッシュアップ(腕立て伏せ):
3セット×10〜15回
③ダンベルロー:
3セット×10〜12回
④ダンベルショルダープレス:
3セット×10〜12回
③プランク:
30秒〜1分間を3セット
このメニューは全身をバランスよく鍛えることができ、初心者でも無理なく始められる内容になっています。
フォームを意識して正確に行うことで、怪我を防ぎつつ効果的に筋肉を鍛えることができるはずです。
上級者向けの筋トレメニュー
上級者向けの筋トレメニューは、より高強度で多様なエクササイズを取り入れて、全身の筋肉をさらに発達させることを目的とします。
週に4〜5回のトレーニングを目指し、各部位を集中して鍛える分割法が効果的です。
以下は、上級者向けの具体的な筋トレメニューです。
①ベンチプレス:
4セット×8〜10回
②インクラインダンベルプレス:
3セット×10〜12回
③チェストフライ:
3セット×10〜12回
④トライセプスディップス:
3セット×10〜12回
①デッドリフト:
4セット×8〜10回
②ラットプルダウン:
3セット×10〜12回
③ベントオーバーロー:
3セット×10〜12回
④バーベルカール:
3セット×10〜12回
スクワット:
バーベルを使って4セット×8〜10回
レッグプレス:
マシンを使って3セット×10〜12回
レッグカール:
3セット×10〜12回
カーフレイズ:
3セット×15〜20回
①ミリタリープレス:
4セット×8〜10回行います。
②ラテラルレイズ:
3セット×10〜12回行います。
③フロントレイズ:
ダンベルを使って3セット×10〜12回
クランチ:
3セット×15〜20回
こうやって各部位を集中して鍛えることで、より高度な筋肉の発達を目指すことができるでしょう。
方法に不安がある人は、パーソナルトレーナーに相談することで、自分に最適なトレーニングプランを作成してもらえます。
最近ではオンラインのフィットネスアプリもあるため、そういったものを活用して自分に合ったプランを見つけるのもおすすめです。
まとめ
今回の記事では、ジムに通い始めてから効果を感じるまでの期間について解説しました。
ジムでのトレーニングは、筋肉増強や体脂肪減少など、多くの健康上の利点をもたらしますが、効果を実感するまでの時間は個人差が大きいといわれています。
そんなジム通いで効果を最大化するためには、トレーニング頻度、適切な栄養補給、そして十分な休息が必要でしょう。
より早く、より効果的に目標を達成するために、ぜひ記事で紹介したポイントを意識しながらジムに通ってみてください。