「天候や外出制限に関係なく、自宅で効果的にエクササイズを行いたい」と思う人は多いのではないでしょうか。
全身運動はカロリー消費を促し、筋力トレーニングや有酸素運動を組み合わせることで、効率的に痩せることができるといわれています。
そこで記事では、室内でできる全身運動の具体的な方法とその効果について詳しく解説します。
ぜひこの機会に自宅でのエクササイズを始めて、健康的な生活を手に入れてください。
室内でできる全身運動のメリット

・ 天候に左右されない
・時間の制約がない
・プライバシーを確保できる
まずは室内でできる全身運動のメリットを一緒に見ていきましょう。
天候に左右されない
室内でできる全身運動の大きなメリットは、天候に左右されないことです。
外で運動をする場合、雨や雪、強風、極端な暑さや寒さなど、天候の変化が運動の妨げになることもあるでしょう。
一方で室内での運動ならば、気象条件を気にせずにトレーニングを続けることができます。
ジムに通わなくても、自宅でヨガマットやエクササイズバイク、ダンベルなどを使って全身を鍛えることはできますし、外に出なくていいことは運動を習慣化する何よりものモチベーションになるのではないでしょうか。
天候が悪い日でも、予定通りのトレーニングを実行できることは、運動習慣が途切れることなく続けられるキッカケにもなるはずです。
時間の制約がない
室内でできる全身運動のもう一つの大きなメリットは時間の制約がないことです。
ジムやフィットネスクラブに通う場合、営業時間や混雑状況に影響を受けることがありますが、自宅での運動ならば、自分のライフスタイルに合わせて好きな時間にトレーニングを行うことができます。
たとえば、早朝や深夜など、ジムが閉まっている時間帯でも、自宅でなら運動を続けることができるでしょう。
仕事が忙しい日や予定が詰まっている日でも、ちょっとした隙間時間を利用して効率的にトレーニングを行うこともできるはずです。
また、ジムへの移動時間や待ち時間を省くこともできるため、時間の節約にもつながります。
時間の制約がないという利点を活かして、自分に最適な運動スケジュールを組むことは、効果的にトレーニングを続ける理由になるのではないでしょうか。
プライバシーを確保できる
室内での全身運動を行うメリットの一つに、プライバシーを確保できることが挙げられます。
ジムや公共のフィットネス施設での運動に抵抗を感じる理由のなかには「他人の目が気になる」というものが挙げられることが多い一方で、自宅での運動ならば、完全にプライバシーが守られた環境で、自分のペースでトレーニングを行うことができるでしょう。
自宅での運動では、どんな服装でも気にせずにトレーニングできたり、好きな音楽をかけながらエクササイズができたりと、楽しみながら取り組むことができるのも魅力のひとつです。
また、自分の体型や運動能力に自信がない人にとって、誰にも見られずに集中してトレーニングができる環境はストレスなく運動に取り組む理由になるのではないでしょうか。
おすすめの室内でできる全身運動5選

室内で全身運動を行うメリットをしると「今日から自分も始めようかな」と思った人もいるのではないでしょうか。
・マウンテンクライマー
・エアロビクス
・ 踏み台昇降
・スクワット
・プランク
そこでここでは、おすすめの室内でできる全身運動を5選解説します。
マウンテンクライマー
マウンテンクライマーは、全身の筋肉を動かしながら心肺機能を鍛えるエクササイズです。
①まず両手を肩の真下に置き、体をまっすぐに保つ
②片膝を胸に引き寄せてすぐに元の位置に戻す
これを左右交互に繰り返し、まるで山を登るような動きをしましょう。
このエクササイズは、腹筋、腕、肩、脚など、多くの筋肉を同時に鍛えられるだけででなく、連続した動きによって心拍数が上がり、脂肪燃焼効果を高めることができます。
フォームを正しく保ちながら行うことで、腰や膝に負担をかけずに安全にトレーニングができるため、おすすめです。
初心者は30秒間のマウンテンクライマーを行い、慣れてきたら時間やスピードを増やしていくと良いでしょう。
エアロビクス
エアロビクスダンスは、楽しく全身を鍛えられるエクササイズです。
音楽に合わせて体を動かすことで、心肺機能の向上や脂肪燃焼への効果も期待できます。
基本的な動作には、ステップタッチ、ジャック、ニーアップなどがあり、それぞれの動きを組み合わせてダンスを構成しましょう。
「自分では分からない」という場合は、Youtubeなどで「エアロビ ダンス」「エアロビ ダイエット」などで検索すると、既に構成されたダンスメニュー動画が出てくるため、真似するのもおすすめです。
踏み台昇降
踏み台昇降は、シンプルながら効果的な全身運動だといわれています。
ステップ台や階段を利用して行うことができ、特別な器具も必要ありません。
基本的な動作は、台の上に片足ずつ上がり、元の位置に戻るというもので、これを繰り返すことで、心拍数が上がるため、全身の筋肉を動かすことができます。
そんな踏み台昇降は、とくに下半身の筋肉を強化するのに効果的です。
継続すれば太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉を鍛えることや、脚の引き締めやヒップアップを感じられるでしょう。
そんな踏み台昇降は気軽にできる運動に見えながらも、有酸素運動としても優れているため、持久力を高めてカロリー消費を促進できるでしょう。
初心者は、台の高さを低めに設定し、1セットあたり1〜2分間の踏み台昇降を行い、3〜5セット繰り返してみてください。
慣れてきたら、台の高さを上げたり、セット数を増やしたりして強度を調整します。
音楽をかけるなど、リズムに合わせて動くことで、運動の楽しさが増して続けやすくなるはずです。
スクワット
スクワットは、全身の筋力をバランス良く鍛える基本的なエクササイズです。
とくに下半身の筋肉に効果的で、太もも、お尻、ふくらはぎの筋力を強化することができます。
①まず、足を肩幅に開いて立つ
②背筋を伸ばし、膝を曲げながら腰を落として太ももが床と平行になるまで下がる
③その後、元の立ち位置に戻る
スクワットをする際は正しいフォームを保つことが何よりも大切です。
膝がつま先よりも前に出ないようにして、体幹を安定させて背中を丸めないようにすることで、腰や膝への負担を軽減させることができるため、安全に運動を行うことができます。
そんなスクワットは、重りを使わずに自重で行うだけでも十分な効果がありますが、ダンベルやバーベルを使って負荷を増やすとより効果的です。
初心者は1セットあたり10〜15回を目安に行い、3セットを目指し、筋力がついてきたら、回数やセット数を増やして効果を高めましょう。
プランク
プランクは、体幹を強化するための効果的なエクササイズで、腹筋、背筋、肩、腕、臀部の筋力をバランス良く鍛えることができます。
①うつ伏せの状態から始める
②肘を肩の真下に置いて体を持ち上げる
③つま先を床に付けて体を一直線に保ちながら一定時間キープする
プランクのポイントは、フォームを正しく維持することです。
お尻が上がりすぎたり、下がりすぎたりしないように注意し、体をまっすぐに保つことで、体幹全体に均等に負荷がかかり、効果的に筋力を鍛えることができます。
初心者は最初に20〜30秒を目安にプランクをキープし、3セットを行うことから始めて、慣れてきたら、キープする時間を徐々に増やし、最終的には1分以上を目指してください。
プランクは、スペースを取らずにどこでも行えるため、室内での全身運動に最適です。
ヨガ
ヨガは、全身の筋肉をバランスよく鍛えながら、心と体の調和を図るエクササイズです。
運動初心者の人や、強度な運動が苦手な人は、自宅でヨガに取り組むのも良いでしょう。
ヨガのポーズ(アーサナ)は、柔軟性を高め、筋力を強化して姿勢を改善する効果があります。
そんなヨガに取り組むメリットは、呼吸法を取り入れることで、リラクゼーションとストレス軽減効果を望めることでしょう。
深い呼吸を行うと、副交感神経が活性化されて心拍数が下がり、リラックス状態に導かれます。
そうすると、日常のストレスを軽減でき、メンタルヘルスの改善に役立つでしょう。
ヨガ初心者の人は、オンラインのヨガクラスや動画を利用することから始めてみてください。
毎日15〜30分のヨガを続けることで、体力向上や心身のバランスが取れた健康的な生活を実現することができるはずです。
室内で全身運動を効果的に行うためのポイント

室内でできる全身運動にはさまざまなものがあります。有酸素運動も全身運動もどちらも大切です。
・運動前にしっかりとストレッチを行う
・水分補給を忘れない
・無理のないペースで続ける
そんな運動をより効果的に行うためにはいくつかのポイントがあります。
ここでは室内で全身運動を効果的に行うためのポイントを紹介するので、一緒に見ていきましょう。
運動前にしっかりとストレッチを行う
全身運動を効果的に行うためには、運動前のストレッチが何よりも大切です。
ストレッチを行うことで、運動中の怪我を防ぐことができます。
ストレッチをする際は、動的ストレッチと静的ストレッチの両方を取り入れることがおすすめです。
動的ストレッチは、体を動かしながら筋肉を伸ばす方法で、運動前に最適で、静的ストレッチは、一定のポーズをキープしながら筋肉を伸ばす方法で、運動後のクールダウンに適しています。
毎回のトレーニング前に5〜10分間をかけてストレッチを行うことで、安全かつ効果的に全身運動を続けることができるでしょう。
水分補給を忘れない
全身運動を行う際には、水分補給を忘れないようにしてください。
運動中は汗をかくことで体内の水分が失われやすく、適切に水分を補給しないと脱水症状を引き起こす可能性があります。
そこで、運動前はコップ一杯の水を飲むことから始めてみてください。
できれば運動中は、15〜20分ごとに少量の水を飲むように心がけましょう。
室内での運動は外の気温や湿度に左右されないからこそ、水分補給のタイミングを自分で意識することが大切です。
また、運動後にも忘れずに水分補給を行ってください。
運動によって失われた水分と電解質を補うことは、体の回復を促進して次のトレーニングに向けて準備を整えることができるでしょう。
適切な水分補給は、全身運動を効果的に続けるための基本中の基本です。
無理のないペースで続ける
全身運動を効果的に行うためには、無理のないペースで続けることが大切です。
とくに運動を始めたばかりの人や久しぶりに運動を再開する人は、最初から高強度のトレーニングを行うと体に負担がかるため、怪我や筋肉痛の原因になります。
たとえば、初心者は週に2〜3回、1回あたり20〜30分程度の運動から始めることが良いでしょう。
徐々に体力がついてきたら、運動時間や頻度を増やしていくことを目指してください。
トレーニングプログラムを組む際には、休息日を設けることも重要です。筋肉は運動後に休息を取ることで回復し、強くなります。
休息日を適切に取ることで、体の回復を促進し、次のトレーニングで最大限の効果を得ることができるでしょう。
自分に合ったペースで運動を続けることは、無理なく長期的にトレーニングを継続できる理由になるだけでなく、効果的な全身運動を実現できるはずです。
正しいフォームで行う
全身運動を効果的に行うためには、正しいフォームで行うことも大切です。
正しいフォームを保つことは、運動効果を最大化して怪我のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
正しいフォームを習得するためには、鏡を使って自分の姿勢をチェックしたり、オンラインの動画を参考にしたりするのがおすすめです。
また、フォームが崩れないように無理な重りを使わず、最初は自重で行うことから始めましょう。
フォームがしっかりと身についたら、徐々に負荷を増やしていくと効果的です。
フォームを正しく保つことは効果的にトレーニングを行う大きな一歩になるため、長期的な運動習慣を継続するための基盤が築けるでしょう。
まとめ
今回の記事では、室内で効果的に行うことができる全身運動について解説しました。
室内での全身運動は、天候や外出の制約に左右されずに、体力向上と健康維持を図るための最適な手段です。
とくにホームワークアウトは、運動継続のためのモチベーション維持に効果があります。
家にトレーニング器具がなくても、自体重を使ったエクササイズや日常的な物品を活用することで、効果的に全身を鍛えることもできるでしょう。
このような室内での運動は、忙しい日々の中で活力を保つ一歩になるため、ぜひ意識的に実践してください。