カリブラコアの育て方・栽培方法のコツ

カリブラコアの育て方・栽培方法のコツ
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カリブラコアは春をすぎてから初夏を迎えるにあたって、カラフルで鮮やかな見た目が季節にぴったりの花です。

寄せ植えにも大活躍の花ですので、鉢植えやハンギングにして庭先やベランダなどで楽しむのがおすすめです。

そんなカリブラコアの育て方や、育てる上で気をつけたいポイントについてご説明します。

目次

カリブラコアの特徴・育て方のポイント

カリブラコアの特徴・育て方のポイント

カリブラコアはナス科の多年草で、小さな花をたくさんつける特徴があります。

花はラッパのような形をしていて、夏の花で人気のあるペチュニアによく似ています。ペチュニアよりも花や葉の大きさが小さいのでかわいらしい印象です。

色も豊富で、開花期間が長いため一度植えると長く花を楽しむことができます。

カリブラコアの育て方のポイント3つ

  • 過湿にならないように、水のやりすぎに注意する
  • 花がらをこまめに摘んで、定期的に追肥をする
  • 夏前に一度切り戻しをして蒸れを防ぐ

カリブラコアの栽培スケジュール

カリブラコアは気温が高い時期に咲き続ける植物なので、開花期間は4月から10月までと長めです。できるだけ長く楽しむためには、花がら摘みをこまめにしたり、夏前に切り戻しをすることをおすすめします。

カリブラコアはタネは市販されていないことが多いので、苗で育てるのが一般的です。そのためタネから育てたい場合は、苗を育てたあとに自分でタネを採取する必要があります。

春先になると苗が出回るので、好きな色の品種を購入して育ててみてください。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

カリブラコアの育て方の手順

カリブラコアの育て方は以下のような手順になります。

種まき・育苗

カリブラコアの発芽温度は25度なので、しっかり気温が上がって暖かくなってきたら種まきをします。

箱状の入れ物やプランターなどに市販の培養土を入れタネをまいて、薄く土をかけて発芽するまでは乾燥しないように水やりをしてください。土は培養土以外にも小粒の赤玉土やピートモスでも構いません。

日当たりの良い場所で管理し、発芽して本葉が2枚以上に育ったら、ポットなどに移植します。

そのままポット苗として育てて、花が咲く前に寄せ植えなどに植え替えるのが管理も簡単です。

植え付けの土作り

カリブラコアは水はけがよく、弱酸性の土を好みます。

市販の培養土に赤玉土やピートモスを少し加えると、酸性寄りで水はけの良い土を作ることができます。

赤玉土と同じように園芸店でよく売られている鹿沼土という土もありますが、鹿沼土は赤玉土に比べて酸度が強いので使わないほうが良いです。

元肥

元肥として緩効性肥料を植え付ける時に土に混ぜてください。

花が次々と咲く植物なので、花を多く咲かせるためにリン酸の割合の多いものを選ぶのがおすすめです。

肥料のパッケージにN(窒素)P(リン酸)K(カリ)の割合が記載されていると思うので、Pの割合が多いものが向いています。

植え付け

ポット苗を植え付ける時は、根鉢を軽く崩して根が伸びやすくしてから植え付けてください。

鉢植えやハンギングなどに植えるのがおすすめです。

管理場所・日当たり

カリブラコアは日当たりの良い場所でよく育ちます。

ただし過湿や蒸れに弱く、雨が当たると花も傷みやすいので雨の当たらない場所がおすすめです。

なので雨よけのある軒先きなどで、鉢植え・寄せ植え・ハンギングにして楽しむのが良いと思います。

水やり

過湿にならない程度に、土の表面が乾いていたらしっかり水やりをします。

花や葉に水をかけると蒸れやすいので、株元に水をあげてください。

追肥

花が次々と咲くため、定期的に追肥をしてあげると花が咲きやすいです。

追肥は養分が吸収されやすい液体肥料を10日に1回ぐらいのペースで与えてください。

花がら摘み

咲き終わった花はこまめに摘み取ることで、次の新しい花が咲きやすくなります。

そのままにしておくとタネを作ろうとして株の栄養を奪ったり、咲き終わった花が腐ってカビなどの原因になりやすいです。

タネを取りたい場合は花がらをそのままにしておく必要がありますが、花全体が咲き終わる秋ごろがおすすめです。

摘心・切り戻し

ポット苗の時に本葉が育って草丈が高くなってきたら、先端を切っておくと(摘心)そこから脇芽が出て枝数を増やすことができます。

こんもりと大きく育てたい場合は摘心をするのを忘れないようにしてください。

また真夏の暑い時期は蒸れて株も弱りやすく、徒長といって茎が伸びやすくなります。蒸れてくると株の根元の葉が枯れてくるのでその前に切り戻しをしておきます。

本格的に暑くなる前の7月頃に、半分ぐらいの大きさに切り戻しておくと一時的に花数は減りますが、蒸れを防ぐことができますし1ヶ月ほど経つと花も復活して、秋頃まで長く花を楽しめます。

こんな病気や害虫に注意!

カリブラコアはアブラムシの被害にあいやすいです。見つけ次第こまめに駆除して、株が弱らないようにしてください。

病気や害虫予防のスプレーや粒剤などを使うのもおすすめです。

病気

うどんこ病

灰色かび病

害虫

アブラムシ

ハダニ

ハンギングや寄せ植えで綺麗なカリブラコアを楽しもう

というわけでカリブラコアの育て方についてでした。

花色や柄も豊富にあるので、園芸店で色々と探してみてくださいね。

たくさん花を咲かせるので、鉢植えでもにぎやかな見た目になり、夏の暑い時期を彩ってくれます。長く花を楽しめるのもカリブラコアを育てるメリットなので、ぜひ秋頃まで長く鮮やかな花を楽しんでみてください。

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