夏を代表する花といえばひまわりですが、苗を購入して育てる方法もありますが、たくさん育てたい場合はタネから自分で育てるのもおすすめです。
この記事では、そんなタネからひまわりを育てたい方のために、ひまわりの種まきの方法や発芽しない時の注意点についてご説明します。
ひまわりの種まきのポイント
- 光を嫌う性質があるので、土をかぶせる
- 種は横向きにして植える
- 気温が高くなってから種まきをする
ひまわりの種まきの方法
ひまわりを種から育てるのはそれほど難しくありません。ひまわりの種は大体1週間から10日で発芽します。
日当たりの良い環境で育ててあげれば失敗も少ないと思いますので、ぜひ試してみてください。
1.種まき用の土を準備する
ひまわりはポットにまいて育てるか、もしくは庭やプランターに直播きのどちらかで育てます。移植を嫌う植物なので、根を傷つけずに育てられる方法が失敗せずに済みます。
庭に直接まいて育てる場合は、まず苦土石灰をまぜて土の酸度を中和します。そのあとに腐葉土・堆肥・緩効性肥料を混ぜて、土の水はけと栄養状態をよくしておきます。直播きで育てる時は、最低でも30cm程度の深さは耕しておいたほうが、根がしっかりはって丈夫に育ちます。
ポット苗で育てる場合は、市販の培養土でも構いませんし、赤玉土(小粒)6:腐葉土4程度の割合で土を作っても大丈夫です。
2. 種をまく
種をまくのは大体20度以上が適温ですが、25度ぐらいまで気温が高くなったほうが発芽もしやすいです。
まだ朝晩が涼しい時期からまくと、発芽するまでに時間がかかる傾向があります。発芽するまでに時間がかかると、土の中に種がずっといる状態になるので腐れやすくなります。
種をまく時は1cm程度の深さの穴を指で作り、1つの穴に2粒ずつ種を置いていきます。種は横向きにおきましょう。
直播きの場合は、間隔を30cmほど広めに空けてまくのがおすすめです。ミニひまわりなど子株のものであれば、もう少し狭くても大丈夫です。
3. 水やりをする
種まきが終わったら、土をかぶせてしっかり水やりをします。
発芽するまでは乾燥しないように気をつけて、毎朝土の状態をチェックして水やりをしてください。ただし過湿にも弱いので、水のやりすぎに注意しましょう。
置き場所は土の気温が下がらないように、日当たりの良い場所がおすすめです。
4. 本葉が増えて5枚ぐらいになったら定植させる
芽が出てきたら、間引きをして大きく丈夫なものを残して育てます。
ポットにまいた種の場合は本葉が5枚程度まで増えたころが定植のタイミングです。
苗が育ってきたら月に1度追肥をします。
ひまわりのタネが発芽しないときは
ひまわりの種がなかなか発芽しない、という時は以下のような理由が考えられます。
気温が低い
前述でも書いたように、ひまわりの種の発芽温度は20度以上、できれば25度近くまで気温が上がったほうが発芽しやすいです。
春をすぎて気温が上がってくる頃は、日によっては朝晩がまだ涼しいことも多いかと思います。
種まきをする時期が少し早いと、種をまいてもなかなか芽が出ないことがあります。10日以上経っても芽がでないときは、新たに種をまき直したほうが良いと思います。
土を乾燥させた
他の植物も基本的にそうですが、種は発芽するまでに乾燥させると枯れたり、芽が出ない原因になります。
毎朝土の状態を確認して、ちゃんと水やりを忘れないようにしましょう。
また種をまく前に、種を水に一晩つけて、吸水させてからまくのもおすすめです。
種の品質
気温や乾燥に気を配っても発芽しないときは、種の品質が悪かったということも考えられます。
メーカーによっては種が入った袋に発芽率が記載されているものも多くありますので、それを参考にして買うのも良いと思います。
種から育てたひまわりは感動もひとしお!
というわけで、ひまわりの種まきの方法についてでした。
ひまわりは種も収穫しやすいので、毎年自分で種から育てることもしやすい花です。
ぜひたくさん育てて、夏に満開のひまわりを楽しんでみてはいかがでしょうか。