ランタナはクマツヅラ科の常緑低木で、寒さにも比較的強く暖地では冬越しができるため、地植えでも鉢植えでも育てやすい花です。
そんなランタナの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。
ランタナの特徴について
写真を見るとわかると思いますが、ランタナは全体の見た目がアジサイに似ていて、葉が大きく枝の先に小花がたくさんつきます。品種によっては葉に模様が入るものもあります。
花色は赤・黄色・オレンジ・ピンクなど様々な色がありますが、ランタナの一番の特徴は開花が進んでいくと花の色が徐々に変わることです。そのため別名で「七変化」と呼ばれています。
育てていくうちに色々な花色を楽しむことができるのは、ランタナの魅力のひとつです。
ランタナの育て方スケジュール
ランタナは開花期間が長く春先の4月から秋の終わる11月まで花を咲かせることができます。一定の気温以上であれば花を咲かせるので、暖地のほうが長く花が咲きます。
植え付けの時期は5月〜6月なので、初めて育てる場合は初夏以降になるでしょう。
植え付け | 5月〜6月 |
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開花 | 4月〜11月 |
ランタナがよく育つ土の性質
ランタンを育てる時は水はけ・水持ちの良い土で育てましょう。
地植えする時は腐葉土を混ぜて水はけをよくしておきます。自分で土を作る時は赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合で作ってください。
ランタナに必要な肥料
ランタンは植え付けの時に、元肥として緩効性肥料を混ぜておきます。
生育が旺盛ですが、生育中は基本的に肥料は必要ありません。
ランタナを育てるのに適した場所
ランタンは花つきをよくするために、日当たりの良い場所で育てましょう。夏の暑さにも強いため、日当たりの良い場所を選べば問題ありません。
また生育がよく大きくなり、草丈も1mほどになり葉も茂るので、ある程度周りに空間をあけて植え付けることをおすすめします。
ランタナの水やりの頻度
地植え・鉢植え共に植え付けの時に水やりをしっかりしてください。
地植えの場合
地植えの場合は雨も降るため基本的には不要です。
プランター・植木鉢の場合
土の表面が乾いていたら、定期的に水やりをします。夏の期間は乾燥しやすいので水切れに注意しましょう。気温の低い冬の期間は水やりは少し控えましょう。
ランタナは挿し木で増やすことができる
ランタナは節のある新しい枝を切って、1時間ほど水につけてから赤玉土などに挿して乾燥しないように育てると、1ヶ月ほどで根が出てきて新しい株として植えることができます。
挿し木にするタイミングは6月前後の生育が良い時がおすすめです。
鉢植えは根詰まりしないように、毎年植え替える
ランタナは生育が良いので、鉢植えで育てる場合は根詰まりを起こしやすくなります。
毎年ひとまわり大きな鉢に植え替えると、根詰まりを起こさず丈夫に育ちます。鉢植えの植え替えは春の時期がおすすめです。
ランタナの花の色の変化を楽しもう
同じ花の色が変わっていく様子は、見ているだけでも楽しくなりますね。品種によって、どの色がどの色に変わるかが違うので、苗を購入する時は好きな色のランタナを探してみてください。
ランタナは寒さにも強く、開花期間も長い低木なので庭に地植えをして大きく育てるのも良いと思います。ぜひ一度ランタナを育ててみてはいかがでしょうか。