スイセン(水仙)の育て方・栽培方法のコツ

スイセン(水仙)の育て方。球根の植え付け方、花後の処理は植えっぱなし・掘り上げどっち?
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スイセン(水仙)はヒガンバナ科の秋植え球根で、別名ナルシサスと呼ばれています。春に咲く花としてはスイセンは昔から馴染み深い花なので知っている方も多いと思います。

そんなスイセンの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

スイセン(水仙)の特徴について

スイセンは地中海やヨーロッパが原産ですが、いまでは日本でも自生しているものが多い植物です。イギリスでは春を告げる花としてスイセンが代表的です。日本でいう桜のような存在ですね。

草丈は大きなものでも40cmほどで、庭に地植えしたままでも毎年花を咲かせてくれますし、鉢植えで育てることもできます。

花色は白や黄色が多く、伸びた茎の先にパッと広がるように咲いた花は見応えがあります。

スイセン(水仙)の育て方スケジュール

スイセンは品種によって若干ばらつきがありますが、早いものでは12月頃から、遅いものだと春になり気温が高くなってから花が先ます。

通常は球根を購入して育てますが、植え付けは夏が終わった秋以降がおすすめです。

植え付け 9月〜11月
開花 12月〜4月

スイセンがよく育つ土の性質

スイセンは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土と川砂を混ぜて通気性・水はけをよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土6:腐葉土2:川砂2の配合の培養土を作りましょう。

スイセンに必要な肥料

スイセンは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。肥料を好む植物なので、花が咲く前にも一度追肥をしておきます。

花が咲き終わったあとは、球根に栄養を与えるために液肥を与えてください。

スイセンの球根を植える時のポイント

地植えの時

スイセンの球根を植える時は、チューリップのようにまとめて植え付けたほうが綺麗に見えます。深さを20cmほどに掘った場所に球根を置いて土をかぶせます。株間は5cm〜10cmほど離しておきましょう。

鉢植えの時

鉢植えの場合は植え付けられる数に限りがありますが、5cmほど株間をあけて入る量を植え付けてください。

地植えほど深く掘らずに、球根の先が土で隠れる程度に浅めに植え付けてください。

スイセンを育てるのに適した場所

スイセンは日当たりの良い場所で育ててください。

日当たりが悪いと生育に影響し、花付きが悪くなります。

スイセンの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

花が咲き終わったあと

花が咲き終わって葉が枯れてきたら、水やりをやめてください。

地植えは3年に1度、鉢植えの場合は毎年掘り上げる

スイセンは土の中で球根が増えたり根が張るため、定期的に植え替えをすることをおすすめします。

掘り上げのタイミング・処理の仕方

掘り上げるのは花が咲き終わって、葉が枯れてくる5月頃が適期です。掘り上げた球根は、大きく丈夫なものを残します。

葉と根を切り、土を落として綺麗にしたら、しばらく乾燥させて涼しい場所で保管してください。

秋にまた植え付けると、冬以降に芽を出し花を咲かせます。

地植えの場合

地植えの場合は、土や日当たりの環境が良いのであれば基本植えたままでも大丈夫です。

植え替える場合は、3年に1度ほどの間隔で定期的に掘り上げて植え替えをします。

鉢植えの場合

鉢植えの場合は、毎年球根を毎年掘り上げて管理してください。

スイセンは寒さにも強いので、屋外で育てやすい植物

冬から春にかけて咲くスイセンは、寒さにも強いので屋外で簡単に育てることができます。

地植えの場合は、特別管理しなくても毎年咲いてくれることが多いので初心者の方にもおすすめです。寒い冬に芽を出して徐々に育ってくる姿を見ると、春がくることが待ち遠しくなりそうですね。

ぜひ一度スイセンを育ててみてはいかがでしょうか。

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