シバザクラ(芝桜)はハナシノブ科の多年草で、別名ハナツメクサ、モスフロックスと呼ばれています。桜と同じ時期に花を咲かせる草花です。
そんなシバザクラの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
シバザクラの特徴について
シバザクラは草丈が10cmほどと低く、はうように地面を広がっていくのでグランドカバーとして利用されることが多いです。
花色は赤やピンク・白・紫があり、シバザクラの名所では一面を花で埋め尽くす姿がとても綺麗です。
花も1cmほどで小さく、桜ににた形の花を咲かせます。
シバザクラ(芝桜)の育て方スケジュール
シバザクラの開花時期は桜と同じ時期の4月〜5月です。
植え付けは春と秋の年2回可能です。
植え付け | 3月〜4月、10月〜11月 |
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開花 | 4月〜5月 |
シバザクラがよく育つ土の性質
シバザクラは水はけの良い土を好みます。
地植えの場合は腐葉土と堆肥を混ぜて通気性をよくしてください。鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
シバザクラに必要な肥料
シバザクラは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
また花が咲く前に、同様の緩効性肥料を追肥してください。
シバザクラを植える時のポイント
苗を植える時
植え付ける時は、根鉢をよく崩して根を広げるような形にして植え付けてください。
地植えの場合は、周りにどんどん広がっていくので30cmほど広めに間隔をあけて植え付けます。育っていくにつれて、間隔がなくなっていき一面をおおうようになります。
シバザクラを育てるのに適した場所
シバザクラは日当たりの良い場所を好みます。
地面の深さがなく土の少ない場所でも育つので、日当たり重視で場所を選ぶのがおすすめです。
シバザクラの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
シバザクラは挿し芽で増やすことができる
秋になったら、挿し芽で株を増やすことができます。
生育の良い茎を10cmほどの長さに切って、あらかじめ湿らせた赤玉土などに挿して日陰で管理すれば、根が出て苗としてまた育てることができます。
多年草で寒さにも強いので、何年も同じ株で毎年花を咲かせることができます。ただし株が古くなると花付きが悪くなるので、数年に1度は新しい苗を購入したり、挿し芽で増やして植え替えることをおすすめします。
庭のグランドカバーとしておすすめ
花が咲いていない時期も葉っぱが茂って、グランドカバーとしても役立つので庭に何も植えていないスペースなどある場合は、シバザクラを植えてみるのも良いと思います。
育て方も比較的簡単なので、毎年春にシバザクラの鮮やかな花を楽しんでみてはいかがでしょうか。