ストックの育て方・栽培方法のコツ

ストックの育て方。種まき・植え付け・切り戻しの方法。冬の管理について。
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ストックはアブラナ科の秋まき1年草で、別名アラセイトウと呼ばれています。草丈が高く、切り花としてもよく出回っている実用性の高い花です。

そんなストックの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ストックの特徴について

ストックは花に甘い香りがあり、草丈は鉢植え向きの20cmほどの矮性(わいせい)種から、1mほどになる切り花向きの品種があります。

茎が枝分かれする品種としない品種がありますが、のびた茎に3cmほどの小さな花をたくさんつけるのが特徴です。

花色は赤やピンクをよく見かけますが、他に白や紫があります。

ストックの育て方スケジュール

ストックは冬から春にかけて開花します。

秋まきの1年草なので、タネから育てる場合は秋に種をまいて、冬から春にかけてが生育期間です。夏の暑さには弱いので、日本では花後の夏前に枯れてしまいます。

苗を購入して植える場合は、春の気温が高くなる前までに植え付けてください。

種まき 8月〜9月
植え付け 11月〜3月
開花 12月〜5月

ストックがよく育つ土の性質

ストックは水はけの良い土を好みます。

地植えの場合はまず2週間前に苦土石灰を混ぜて、酸性を中和させておきます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

ストックに必要な肥料

ストックは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

生育中は月に2回ほど液肥を与えてください。

ストックの種まきから定植まで

タネを植える時

種は夏の終わりの8月下旬から9月にかけてが適期です。

種まきをし土をかぶせたら、水やりをし乾燥に気をつけながら日陰で管理します。発芽したら日当たりの良い場所で育ててください。

本葉が2枚になったら、丈夫なものを移植します。

苗を植える時

茎が育ち、ポットに根がしっかり張ったら定植させます。

植え付ける時は根鉢をくずさずそのまま植え付けましょう。株間は15cmくらいあけておきます。枝分かれしない品種は狭めに植え付けても構いません。

ストックを育てるのに適した場所

丈夫に育てるためには、日当たりの良い場所で育てることが大切です。

日当たりが悪いと茎がもろく倒れやすくなります。ストックは茎がしっかり伸びて花が咲くので、日当たりは重視しましょう。

ストックの水やりの頻度

まず植え付けて根付くまでは、定期的にしっかり水やりをしてください。水をやりすぎて過湿にならないようにしましょう。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

ストックは花がら摘みをこまめに

たくさん花を咲かせますが、咲いた順に枯れていくのでこまめに花がらを摘み取っておきましょう。

花がらを摘んでおくことで、栄養を次の花にまわすことができ、なおかつ花がらが腐って病気の原因になることを防げます。

ストックは切り戻しをするとまた花を咲かせる

茎の花全体が咲き終わったら、花茎の根元から切り戻しをすることでまた新しい茎が伸びてきて花を咲かせることができます。

長く楽しみたい方は切り戻しをおすすめします。

ストックの冬の管理

冬の寒い地域だと霜にあたると枯れる原因になるため、本格的に寒くなる前に株元にワラや腐葉土でマルチングをしてあげると、寒さ予防になります。

寒さのおだやかな暖地では、マルチングをしなくてもそのまま冬越しできます。

庭や寄せ植えの目立つ存在におすすめ

ストックは比較的草丈が高いものが多いので、花壇の後ろのほうや、寄せ植えの目立つ存在として植えるとうまく映えます。小花がたくさんつくので、見た目も鮮やかです。

切り花として室内に飾って楽しむこともできますので、ぜひ一度ストックを育ててみてはいかがでしょうか。

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