ネモフィラはハゼリソウ科の秋まき1年草で、別名ルリカラクサと呼ばれています。庭植えや鉢植え・バスケットなど様々な植え方で楽しむことができる植物です。
そんなネモフィラの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ネモフィラの特徴について
ネモフィラは草丈が低く20cmほどで、株がはうように横に広がって育ちます。
花は小さく3cmほどで、色は青や白・黒などがありますが人気が高いのは淡い青色のネモフィラ・メンジーシーという品種です。
地植えはもちろんですが、鉢植えやハンギングで育ててもボリュームが出てきれいなのでおすすめです。
ネモフィラの育て方スケジュール
ネモフィラは春が開花期間なので、種から育てる場合は秋から準備をします。
1年草なので、花が咲き終わって暑くなる頃には枯れるため夏越しは必要ありません。毎年新しい苗を植え付けましょう。
種まき | 9月〜10月 |
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植え付け | 3月 |
開花 | 4月〜6月 |
ネモフィラがよく育つ土の性質
ネモフィラは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
ネモフィラに必要な肥料
ネモフィラは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
開花期間中の春は月に2回ほど、液肥を与えて花付きをよくします。
ネモフィラの種まきの方法
タネをまく時
ネモフィラは直播きで育てます。植え付けたい場所に元肥を混ぜて種まきをし、軽く土をかぶせて発芽させます。
発芽したら丈夫なものだけを残して間引き、20cmくらいの株間になるようにしてください。
ネモフィラを育てるのに適した場所
ネモフィラは日当たりがよく風通しが良い場所で育ててください。
蒸れには弱く、乾燥ぎみに育てると丈夫になるので、風通しと日当たりには気をつけましょう。
ネモフィラの水やりの頻度
苗がよく育って根付くまでは、定期的に水やりをしてください。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
乾燥ぎみに育てたほうが良いので水のやりすぎには注意しましょう。
ネモフィラは花がら摘みをこまめにする
開花期間中は小さな花がたくさん咲くので、咲き終わった花はこまめに摘んでおきましょう。
花がらを摘んでおくことで、種を作ろうとして栄養を奪われるのを防ぎ、また株全体を清潔に保ち病気を予防できます。
花全体が咲き終わる頃に、花がらをそのままにしておけば種を採取することもできます。
株が大きくなってきたら、切り戻しをする
過湿には弱いので、株が大きくなってきたら、葉が込み入った場所は軽く切り戻しをして風通しをよくしておきましょう。
風通しをよくしておくと、株が弱りにくくなります。
さわやかなブルーのネモフィラはおすすめ
よく園芸店で見かけるネモフィラは冒頭でご紹介した、青い花をさかせるメンジーシーです。
春になると出回る定番の花ですが、色合いがとても綺麗でボリュームよく育つので、景観がとても爽やかになります。ぜひ一度ネモフィラを育ててみてくださいね。