ストロベリーキャンドルはマメ科の秋まき1年草で、別名クリムソンクローバーと呼ばれています。日本でよく自生しているシロツメクサの仲間なので、野性味のあるナチュラルな雰囲気があります。
可愛らしい名前に似合う、ちょっと個性的な見た目の植物です。
そんなストロベリーキャンドルの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ストロベリーキャンドルの特徴について
ストロベリーキャンドルの花は名前の通り、ろうそくの火のような形のシックな赤い花を咲かせます。花の見た目は千日紅に似ていますね。
草丈は50cmほどなので、地植えや鉢植え・ハンギングで育てられます。
もともとストロベリーキャンドルは多年草なので何年も育てられますが、日本では夏の暑さで枯れるため1年草扱いとなります。
ストロベリーキャンドルの育て方スケジュール
ストロベリーキャンドルは春から梅雨にかけてが開花時期です。花後は夏になるので枯れてしまいます。
種から育てる場合は、前年の秋から育ててください。苗を購入して育てる場合は、春に苗を購入して植えつければ良いので育てる期間も短く簡単です。
種まき | 9月〜10月 |
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植え付け | 3月 |
開花 | 4月〜6月 |
ストロベリーキャンドルがよく育つ土の性質
ストロベリーキャンドルは中性〜弱アルカリ性で水はけの良い土を好みます。
地植えの場合は土が酸性に傾いていることが多いので、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて中和させます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
ストロベリーキャンドルに必要な肥料
ストロベリーキャンドルは肥料をあまり必要としない植物なので、植え付け時の元肥も必要ありません。
生育時はもし育ちが悪い時に、薄い液肥を与える程度にしてください。
ストロベリーキャンドルを植える時のポイント
タネまきの方法
鉢に土をいれ種まきをし、薄く土をかぶせて乾燥しないように気をつけながら発芽させます。発芽率は良い植物なので育てやすいと思います。
間引きをして丈夫なものを残し、本葉が3枚〜4枚になったらポットに移植します。
苗を植える時
冬越しをして春になったら植え付けのタイミングです。春になる頃には根もしっかり育っているはずです。
植え付ける時は根鉢は崩さずにそのまま植え付けてください。根を傷つけないように注意しましょう。
ストロベリーキャンドルを育てるのに適した場所
ストロベリーキャンドルは日当たりと風通しの良い場所で育てます。
蒸れに弱いので、じめじめした場所には植えないようにしましょう。
ストロベリーキャンドルの水やりの頻度
植え付け直後はしっかり水やりをしてください。少し乾燥ぎみに育てたほうが失敗しにくいです。
地植えの場合
地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
ストロベリーキャンドルは花後は早めに摘み取る
ストロベリーキャンドルの花が咲いたら、あまり長くそのままにしないようにしましょう。
放っておくと実をつけようとして株の養分を奪ってしまいます。花が咲いてある程度経ったら花が枯れる前の段階で、花が咲いた茎の部分から切っておきます。
ストロベリーキャンドルを植えて庭のアクセントに
ストロベリーキャンドルは他の花とは違った見た目をしているので、植えると景観のアクセントになると思います。
キャンドルを並べたように見える赤い花は、たくさん植えるとナチュラルでかわいらしい雰囲気になります。
ぜひ一度ストロベリーキャンドルを育ててみてはいかがでしょうか。