カランコエの育て方・栽培方法のコツ

カランコエの育て方。土の作り方は?切り戻し・植え替えの方法は?冬の管理は?
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カランコエはベンケイソウ科の多肉植物で、別名ベニベンケイと呼ばれています。

カランコエは多肉植物ですが、小さな花をたくさん咲かせる綺麗な植物なので葉だけでなく花も楽しめますよ。

そんなカランコエの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

カランコエの特徴について

カランコエは草丈が20cmほどの矮性(わいせい)種から、草丈の高い高性種まであります。

鉢花として楽しむのが一般的で、冬は室内で管理します。短日性の植物なので、日中の太陽が出ている長さが短くなると花芽をつける性質があります。

花は数ミリほどの小さなものをたくさん咲かせ、花色は赤やオレンジ・黄色・白などバリエーションが豊富です。

カランコエの育て方スケジュール

カランコエは開花期間が長く、秋の10月から春先の5月まで花を咲かせます。日が長くなってくると花は咲き終わります。

苗の植え付けは開花期間と同じ時期であれば、だいたい植え付け可能です。

植え付け 10月〜6月
開花 10月〜5月

カランコエがよく育つ土の性質

カランコエは酸性で水はけの良い土を好みます。

鉢植えで育てることが多いので、赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の割合や、赤玉土2:ピートモス5:川砂3の割合の水はけがよく乾燥しやすい土を作ります。

カランコエは多肉植物なので乾燥ぎみに育てて、土を過湿状態にしないことが大切です。

カランコエに必要な肥料

カランコエは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

生育の良い3月と10月には追肥を与えてください。

カランコエを植える時のポイント

苗を植える時

苗を購入したら、軽く根鉢を崩してから植え付けをしてください。

鉢花の植え替え

鉢花の場合は花が咲き終わるまではそのまま育てて、花後の6月頃に植え替えをしてください。

カランコエを育てるのに適した場所

春と秋の管理

春と秋は生育期間なので、屋外で日当たりの良い場所で育てます。

夏の管理

夏は暑さで葉焼けするので、半日陰の涼しい場所で育ててください。

冬の管理

カランコエは冬の寒さには強くないので、室内の窓辺など日の当たる場所で管理します。

カランコエの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

カランコエは短日処理をすることが花を咲かせるコツ

カランコエは短日性の植物なので、人工的に日が短い環境を作って花芽をつけさせることができます。

通常は春に花を咲かせる植物ですが、秋以降にも花を咲かせたい場合は、3ヶ月前から短日処理を行います。

短日処理は夕方から朝までダンボールなどを鉢にかぶせて強制的に光が当たる時間を1日9時間ぐらいに短くします。1ヶ月ほどこの作業をすると、花芽をつけて3ヶ月後に花が咲きます。

日中の太陽の出ている長さが強く関係する植物なので、短日処理以外にも街灯の近くなど、夜明るくなる場所の近くにも置かないようにしましょう。

カランコエの切り戻し・植え替えは?

カランコエは花が咲き終わったあとに植え替えをして、根詰まりを防ぎ生育をよくします。

花が咲き終わるのがだいたい6月頃なので、その時期に全体を切り戻してから、一回り大きな鉢に植え替えてください。

植え替えをする時も元肥を忘れずに入れておきましょう。

乾燥に強いので水やりの手間が少なく育てやすい!

カランコエは花がたくさんつくので、花を楽しむ植物かと思いきや実は多肉植物だったんですね。

多肉植物は葉に水分を蓄えることができるので、水やりを少なめにして乾燥ぎみに育てることがコツです。良い風にとらえると、水やりの手間が少なくて済むので育てやすいとも言えますね。

短日処理をすれば、秋から冬にかけても室内で花を鑑賞できます。寒い時期にカランコエの暖かい色あいの花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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