スノーフレークはヒガンバナ科の秋植え球根で、別名スズランスイセンと呼ばれています。丈夫で育てやすい春の花なので、園芸初心者の方にもおすすめです。
そんなスノーフレークの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
スノーフレークの特徴について
スノーフレークはこのサイトでも紹介しているスノードロップと花の雰囲気も名前も似ていて混同しがちなので、違いをご説明します。
スノーフレークとスノードロップの違い
スノーフレークとスノードロップのわかりやすい違いは、花が咲く時期と花の形です。
どちらも春に咲く花ですがスノードロップのほうが開花時期が早めで、スノードロップが咲き終わる頃にスノーフレークの開花時期がきます。
また花はスノードロップは3枚の別れた花がついているのに対し、スノーフレークは花びらの先が6つに波打っていて、花の先には緑の模様が入っています。
草丈も基本的にスノードロップは低く、スノーフレークのほうが草丈が40cmほどある高性種のものが多いです。
スノーフレークの育て方スケジュール
スノーフレークの開花時期は3月から5月で、春になり気温が上がってきた頃が見頃です。
植え付けは秋植え球根なので、夏がすぎて気温が下がってきた頃が適期です。
植え付け | 10月〜11月 |
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開花 | 3月〜5月 |
スノーフレークがよく育つ土の性質
スノーフレークは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
スノーフレークに必要な肥料
スノーフレークは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
生育期間中は液肥を定期的に与え、花が咲き終わったあとは緩効性肥料を追肥して球根に養分を蓄えます。
スノーフレークを植える時のポイント
球根を植える時
地植えの場合は10cmほどの深さに植え付けて、間隔も10cmほどあけておきます。
鉢植えの場合は5号鉢に5球程度が目安です。チューリップと同じくたくさん植えて育てたほうが、花が咲く時期に豪華な景観になります。
スノーフレークを育てるのに適した場所
日当たりの良い場所がおすすめですが、日当たりの良い場所がない場合は半日陰程度の場所でも大丈夫です。
冬の寒さにも強いので、地植えでも育てられます。
スノーフレークの水やりの頻度
植え付け直後はしっかり水やりをしてください。水やりをしすぎると球根や根が腐れる原因になるので気をつけましょう。
地植えの場合
地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
花後の管理
花が咲き終わって夏になると地上部が枯れるので、その間は水やりは不要です。
秋以降に水やりを再開すると新しい芽が出てきます。
スノーフレークの球根の掘り上げ
スノーフレークは数年に1度、掘り上げをすることで花付きが生育がよくなります。
スノーフレークは花が咲き終わったら花茎を切って葉だけを残し、追肥をして水やりを定期的にします。
葉が黄色くなってきたら水やりをやめ、しっかり枯れるまでそのまま待ちます。
葉が枯れたら掘り上げて、涼しいところで乾燥させてから風通しの良い場所で保管してください。新しい球根がついていたら、掘り上げた時に分球しておきましょう。
秋になったらまた同様に植え付けて育てられます。
スズランとスイセンの魅力を両方持つ花
スノーフレークが別名スズランスイセンと呼ばれているのは、スズランのような花とスイセンのような姿をしていることからこの名前がついています。
どちらの魅力も持っているユニークな花ですが、春の暖かい時期に咲く爽やかな白いスノーフレークの花はとても綺麗ですよ。
ぜひ一度スノーフレークを育ててみてくださいね。