トルコキキョウはリンドウ科の1年草で、別名ユーストマ、リシアンサスと呼ばれています。切り花としても人気の高い花です。
そんなトルコキキョウの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
トルコキキョウの特徴について
トルコキキョウはリンドウ科なのでキキョウとは関係ないですが、花色がトルコ石を連想したり、花の姿がキキョウに似ていることからこの名前がつけられたようです。
また本来は多年草の植物ですが、日本の環境では花後に枯れることが多く1年草として育てられています。
切り花として重宝されている花なので、草丈は高く1mほどになりますが最近では草丈の低い品種も出てきています。花色が豊富でいろんな色が楽しめ、また2色混合の品種もあります。
花びらがバラのように大きく優雅な見た目をしています。
トルコキキョウの育て方スケジュール
トルコキキョウは種から育てる場合は春か秋の2回行えます。
トルコキキョウは種が細かいので、初めて育てる時は春に出回る苗を購入したほうが簡単です。
種まき | 4月、9月〜10月 |
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植え付け | 4月〜5月 |
開花 | 7月〜9月 |
トルコキキョウがよく育つ土の性質
トルコキキョウは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
トルコキキョウに必要な肥料
トルコキキョウは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
生育期間中は月に1度液肥を与えると花付きがよくなります。
トルコキキョウを植える時のポイント
トルコキキョウの発芽温度
発芽温度は20度〜25度なので気温がしっかり高くなってから種まきが可能です。
トルコキキョウの種まき
トルコキキョウの根は直根性といって太い根が1本まっすぐに伸びるので、根を傷つけないのがポイント。
そのため、ポットにタネをまいて育てると根を触らずに育てられるのでおすすめです。
また種は好光性種子なので、ポットに種まきをしたら土はかぶせずに日に当てて発芽させます。発芽するまでは水やりを忘れずに行い、乾燥に気をつけましょう。
植え付け・定植
本葉が出てきて6枚ぐらいになったら定植します。
定植する時は根鉢を崩さずにそのまま植え付けてください。
植え付けの間隔
地植えの場合は10cm〜15cmほどの間隔で植え付けます。
種から育てた苗を鉢植えにする場合は5号鉢に5本程度が目安です。苗を購入して鉢植えに定植する時は5号鉢に2株程度と少なめに植え付けます。
トルコキキョウを育てるのに適した場所
トルコキキョウはよく日の当たる場所で育ててください。
冬越しは必要?
春から育てる場合は冬の管理は不要ですが、秋に種をまいて育てる場合は冬越しが必要なので、寒い時期は室内の暖房が当たらず、かつ5度以下にならない寒さをしのげる場所で管理しましょう。
トルコキキョウの水やりの頻度
植え付け直後はしっかり水やりをしてください。トルコキキョウは乾燥ぎみの環境を好むので、水はやりすぎないように注意します。花に水がかかると痛むので株元に水やりをしましょう。
地植えの場合
地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
トルコキキョウは花がら摘みをする
咲き終わった花は花の咲いていた茎の根元(茎が分かれているところ)で切り落とします。
花全体が咲き終わった頃に、短く切り戻しておくと、新しい芽が出て二番花を楽しむこともできますよ。
トルコキキョウは支柱をつける
背丈が高くなるので、苗がある程度育ってきたら支柱をしてあげたほうが茎が倒れずに済みます。倒れてしまうと日当たりや草姿も悪くなります。
花が咲く頃には大きくなっているので、早めに支柱をつけておきましょう。
トルコキキョウを育てれば切り花としても楽しめる
暑い時期に咲くトルコキキョウですが、自分で育てて室内で切り花として楽しむのも良いですね。
花色が多いので、好きな色のトルコキキョウをお庭や鉢植えでぜひ育ててみてください。
というわけでトルコキキョウの育て方についてでした。