アナガリス・モネリは春に咲く植物で、鮮やかな見た目の小さな可愛らしい花をたくさん咲かせます。
そんなアナガリス・モネリの育て方や育てる上でのポイントについてご説明します
アナガリス・モネリの特徴・育て方のポイント
アナガリス・モネリはポルトガルやスペインが原産の植物で、青やオレンジの小さな花を春に咲かせます。
花は日中は開いていますが、夕方になると閉じる性質があります。
草丈は低く、横に広がって生い茂るのでグランドカバーとして育てるのが最適です。耐寒性のある多年草のため、一度植えると長く楽しめます。
アナガリス・モネリの育て方のポイント3つ
- 肥料を少なめにする
- 風通しがよく、日当たりの良い場所に植える
- 夏に切り戻しをする
アナガリス・モネリの栽培スケジュール
春に花を咲かせるため、種まきは夏がすぎて涼しくなった頃が適しています。
春先に苗が園芸店に出回りますので、植え付けるのは春頃が一般的ですが、寒さには比較的強く冬越ししやすいので秋頃植えても構いません。
多年草のアナガリスであれば、夏に切り戻しをすれば秋にまた花を咲かせることができます。
種まき | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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植え付け | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
アナガリス・モネリの育て方の手順
アナガリス・モネリの育て方は以下のような手順になります。
種まき・育苗
アナガリス・モネリの種は好光性なので、土をかぶせずに育てることで発芽します。発芽温度は20度前後です。
ポットに土を入れて種をまいたら、土をかけずに発芽するまでは乾燥しないように気をつけながら育ててください。
本葉が5枚以上に増えて苗が大きくなったら定植させます。
土作り
アナガリス・モネリは酸性の土を嫌うため、植え付ける前に土に苦土石灰を混ぜてください。
また水はけの良い土を好むので、地植えする場合は水はけの悪い土であれば赤玉土や腐葉土を混ぜて水はけをよくしてください。
プランターや鉢植えであればph調整済みの培養土で構いません。自分で土を作る場合は赤玉土:6、腐葉土:4の割合で混ぜたものを使います。
元肥
原産国では乾燥してやせた土で育っていた植物なので、あまり肥料は必要としません。
元肥として緩効性肥料を軽く混ぜておけば基本問題ありません。肥料入りの培養土を使った場合は肥料は必要ありません。
生育中に花付きや苗の育ちが悪い場合は、月に1度くらいのペースで液肥を与えてください。
植え付け
苗を植え付けるときは20cmほどの間隔で植え付けてください。横に広がる植物なのである程度間隔をあけておいたほうが良いです。
管理場所・日当たり
水はけをよくするためにも、乾燥しやすい日当たりの良い場所が適しています。
水やり
乾燥ぎみに育てたほうがうまく育ちますので、鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水やりをしてください。
地植えの場合は植え付け時にしっかり水やりをすれば基本必要ありません。雨が長く降らず乾燥がひどくなった時だけ水やりをしてください。
追肥
肥料はあまり必要としないため基本追肥は不要です。
肥料を多く与えてしまうと、茎が伸びすぎたり株が弱くなります。
花がら摘み
小さな花がたくさん咲くので、花がらを詰むのは少し大変です。
次に記載している切り戻しをすることで花を長く咲かせるのがおすすめです。
切り戻し
夏は株が弱りやすく蒸れやすいため、半分ぐらいの大きさに切り戻しをします。
そうすると夏越しがしやすくなるため、春だけでなく秋にも花を楽しむことができます。
うまく育たない時の原因は?
アナガリス・モネリは肥料をあまり必要としない植物なので、肥料の与えすぎに注意しましょう。
また乾燥気味に育てたほうが丈夫に育ちやすいです。
土が乾燥気味になるように、ちゃんと陽のあたる環境でそだてることも大切です。
こんな病気や害虫に注意!
アナガリス・モネリが気をつけたい病気や害虫は以下の通りです。
害虫
アブラムシ
アナガリス・モネリはグランドカバーに最適
アナガリス・モネリは横に広がって育つので、あまり足を踏み入れないところにグランドカバーとして植えると最適です。
またハンギングバスケットに植え付けて、広がりを楽しむのも良いですね。青い花のアナガリスが特に見かけることが多いですが、鮮やかな青い花はとても涼しげで素敵ですよ。
ぜひアナガリス・モネリを育ててみてください。