オータムポエム(アスパラ菜)はアブラナ科の植物で、夏から秋にかけて育てる野菜です。初心者の方でも育てやすく、葉だけでなく茎も食べられるので料理の食材としても重宝しますよ。
そんなオータムポエム(アスパラ菜)をプランターで育てる方法や、気をつけたいポイントについてこの記事でご説明します。
オータムポエム(アスパラ菜)の特徴について
オータムポエムというのは別名アスパラ菜と呼ばれていて、茎の部分がアスパラのような食感をしています。
アブラナ科のため、花は菜の花に似た黄色い花を咲かせます。オータムポエムは花を咲かせてトウ立ちした太い茎を収穫するのも特徴のひとつです。花もそのまま食べることが可能です。
コウサイタイとサイシンを交配して作られた日本うまれの野菜なので、日本の環境に適しており育てやすい野菜です。
オータムポエム(アスパラ菜)の育て方スケジュール
オータムポエムはプランターに直接まいて育てるので、種まきと収穫時期のみ掲載しています。
種は発芽温度が高めですが、生育に適した温度はそれよりも低くなるので夏の終わりから秋・冬にかけて種まき・収穫をするのが一般的です。
暖かい地域であれば、春から初夏にかけても生育できます。涼しい地域の場合は夏から秋にかけて育てましょう。
種まき | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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収穫 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
オータムポエムを育てるプランターのサイズ
オータムポエムを育てる時は、60cm幅である程度深さのあるプランターがおすすめです。
オータムポエムの土作り
オータムポエムは水はけの良い土を好みます。野菜用の培養土を購入すると一番簡単です。
自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土に苦土石灰を少量混ぜておきます。
土作りの時に必要な肥料
元肥として堆肥と油粕を土に混ぜておきます。
肥料が最初から入った市販の培養土であれば、肥料は混ぜなくて大丈夫です。
土の準備
プランターに土を7分目ほどまで入れておきます。生育中に土を足すので、少し上のほうにスペースがあく位が調度良いです。
オータムポエム(アスパラ菜)の育て方【種から育てる時】
オータムポエムの発芽温度
20度〜25度
オータムポエムの種まき
種まきはプランターに直接まいて育てます。
15センチ間隔で底の平らなビンなどで直径3〜5センチの浅めの穴を作ったら、1つの穴に5粒ずつ種をまいて土をかぶせてください。
土をかぶせたら手でしっかりおさえて種を固定します。種まきが終わったらしっかり水やりをしましょう。
発芽したら
発芽したら間引きをして最終的に丈夫なものを1穴に1苗ずつ残します。
間引きは2回に分けて行い、本葉が出たら5本から3本、本葉が5枚になったら3本から1本と少しずつ減らしてください。間引きをする時は、ハサミで芽を切り取ります。
オータムポエム(アスパラ菜)の育て方【生育期】
生育温度
15度〜20度
水やりの頻度
土の表面が乾いていたら、しっかり水やりをしてください。
増し土
生育してくると、胚軸といって茎の根元から根っこにつながる長さ数センチ程の細長い軸が出てきます。
この胚軸の部分を、土を足して埋めてあげることでよく育ちます。
増し土は土の高さが減ってきたら定期的に足して一定になるようにしてください。
追肥
苗が育ってきて花芽がついたら、2週間に1度のペースで液肥を株の周りに与えます。
オータムポエムを育てるのに適した場所
オータムポエムは日当たりの良い場所で育ててください。
日当たりが悪いと生育や花付きに影響します。
オータムポエムの収穫
草丈が30センチほどまで成長したら収穫が可能です。
花が咲いた茎を葉もつけた状態で20センチぐらいの長さに折り取って収穫します。
オータムポエム(アスパラ菜)のシャキシャキした食感を楽しもう!
アスパラに似た味や食感がおいしいオータムポエムは、炒め物など料理に大活躍する野菜です。アブラナ科の野菜はおいしいものが多いので、野菜を育てたい方におすすめです。サラダやパスタに混ぜて食べるのも美味しいですよ。
うまく育てるコツとしては、種まきをした時にあまり土をかぶせすぎないこと、間引きをして丈夫なものを1本ずつ残しスペースに余裕を持って育てることです。
通常野菜はトウ立ちをすると食べられないものが多いですが、オータムポエムはトウ立ちをさせて茎を太く育てることで収穫できる野菜なので、花が咲くまでしっかり育ててくださいね。
というわけで以上オータムポエムの育て方についてでした!