シュウメイギクは名前にキクとついてますが、キク科ではなくキンポウゲ科の多年草です。別名ではキブネギクと呼ばれています。
そんなシュウメイギクの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
シュウメイギクの特徴について
シュウメイギクは同じキンポウゲ科のアネモネの一種です。
草丈は50cmから1.5mほどで、草丈が高く長くのびた茎の先に花を咲かせます。
花の見た目はコスモスに似ていて、色もピンク・白でコスモスと共通点があります。丈夫で育てやすい花なので初心者の方にもおすすめです。
シュウメイギクの育て方スケジュール
シュウメイギクは秋の花なので、開花時期は9月から10月の夏をすぎてから花が咲きます。
種まきと植え付けは春が最適です。
種まき | 3月〜4月 |
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苗植え | 3月〜4月 |
開花 | 9月〜10月 |
シュウメイギクがよく育つ土の性質
シュウメイギクは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。弱酸性の土を好むので、苦土石灰を混ぜる必要はありません。
シュウメイギクに必要な肥料
シュウメイギクは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
多年草のため、花が咲き終わったら株に栄養を蓄えるために株の近くに追肥をしてください。
シュウメイギクを植える時のポイント
タネを植える時
鉢などに種まきをし、土は被せずに乾燥に気をつけながら発芽させます。
本葉が2枚ほどになったらポットに移植して育てます。
苗を植える時
種から育てた場合は翌年の春が植え付け時期です。苗を購入した場合は、秋の開花時期に植え付け可能です。
植え付ける時は根鉢を崩さずそのまま植えてください。地植えにする場合は、株が大きくなるので株間を30cm以上あけておきましょう。
シュウメイギクを育てるのに適した場所
シュウメイギクはあまり日当たりの良い場所は好みません。
半日陰程度のあまり日が長く当たらない場所を選んで育ててください。
シュウメイギクの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
シュウメイギクの冬越し
シュウメイギクは秋がすぎて花が咲き終わると地上部が枯れてなくなります。
枯れた部分は取り除いて、花壇の場合はそのまま冬越しできます。鉢植えの場合は翌年の春になったら、植え替えをして根詰まりを防いでください。
シュウメイギクは摘芯をするとボリュームが出る
枝数を増やしてボリュームを出す場合は、本葉が6枚ぐらいの時に茎の先端を切るとわき芽がのびて枝数が増え、花もたくさん咲きます。
大きく育てたい場合は生育中に摘芯をすることを忘れないようにしましょう。
日当たりと水やりに注意することがうまく育てるコツ
シュウメイギクはコスモスとは違い、日当たりのよさを好まず半日陰で少し湿った場所で育てると失敗も少ないです。
植え付けの場所をちゃんと選ぶことと、水やりをして乾燥に注意すればうまく育てられると思います。
コスモスと同じくらいシュウメイギクは秋の花として有名なので、一度育ててみてはいかがでしょうか。