ケイトウはヒユ科の1年草で、別名セロシアと呼ばれています。
そんなケイトウの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ケイトウの特徴について
ケイトウは漢字では鶏頭と書くとおり、花が鶏のトサカのような尖った形をしているのが特徴です。一般的な花の形とは違い、個性的な見た目をしています。
品種も多いため、トサカのような形以外にも丸いものなど品種によって見た目も違います。
花色は赤や黄色・オレンジなどのビタミンカラーが多く、暖色系を好む秋の季節にぴったりの色合いです。
ケイトウの育て方スケジュール
ケイトウは夏以降に花を咲かせる植物です。秋ごろまで開花するので、比較的長く花を楽しむことができます。
種まきは5月以降の気温が高くなってからが最適です。
種まき | 5月〜6月 |
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植え付け | 6月〜7月 |
開花 | 7月〜10月 |
ケイトウがよく育つ土の性質
ケイトウは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。あまり土の性質は選ばないので、草花用の土を購入して使えば簡単です。
ケイトウに必要な肥料
ケイトウは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
草丈の低い品種の場合は花が咲く時期は月に1回ほど液肥を与えてください。
ケイトウを植える時のポイント
タネを植える時
発芽温度が高めで、20度〜25度で発芽するので気温が高くなってから種まきをしましょう。
ケイトウは移植を嫌う植物なので、種から育てる場合は育てたい場所や鉢植えに直播きをして、間引きをしながら丈夫な芽だけを残して育てます。本葉が増えてくるまでは乾燥に特に注意しましょう。
苗を植える時
苗を購入して植え付ける時は、根鉢は崩さないようにしてそのまま植え付けてください。
地植えする時は株間は20cmほどあけて植え付けます。
ケイトウを育てるのに適した場所
ケイトウは日当たりの良い場所で育てるとよく育ちます。日当たりが悪いと、花付きや花の色が悪くなります。
夏の暑さで蒸れやすい状態だと葉が腐れるので、風通しの良い場所だとなお良いです。
ケイトウの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。比較的水を好む植物なので、暑い時期は特に水切れしないように注意しましょう。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。雨が降らず土の乾燥が続く場合は補助的に水やりをします。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
涼しくなった秋を、ケイトウの花で暖かい雰囲気に
気温が低くなってくる秋の季節に、ケイトウの暖色系の色はぴったりです。鉢植えでも育てられるので、他の花と組み合わせて寄せ植えするのも楽しいですね。
ぜひ秋に向けて一度ケイトウを育ててみてはいかがでしょうか。