シュウカイドウはシュウカイドウ科の多年草で、別名ヨウラクソウと呼ばれています。
日当たりを好む植物が多いなか、シュウカイドウは陽のあたる時間の短い場所でも育つので、場所をあまり選ばず育てられる植物です。
そんなシュウカイドウの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
シュウカイドウの特徴について
シュウカイドウはもともと中国などアジア圏で自生している植物です。
草丈は30cm〜60cmほどで、あまり草丈は高くないため鉢植えでも育てられます。花色は淡く薄いピンクで、花の大きさは4cmほどで小ぶりな花が咲きます。
シュウカイドウの育て方スケジュール
シュウカイドウは秋の花なので、8月から10月ごろが開花時期です。
シュウカイドウを育てる時は苗を購入して植え付けるのが一般的です。
植え付け | 4月〜5月 |
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開花 | 8月〜10月 |
シュウカイドウがよく育つ土の性質
シュウカイドウは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
シュウカイドウに必要な肥料
シュウカイドウは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
元肥を与えておけば、生育中の追肥などは必要ありません。
シュウカイドウを植える時のポイント
球根(むかご)を植え付ける時は、土に浅めに植え付けてください。
苗を購入して植え付ける時は30cm程度の穴を掘り、あまり根を深く植えないようにしましょう。
シュウカイドウを育てるのに適した場所
シュウカイドウは日当たりが良すぎると枯れる原因になるので、半日陰や日陰の環境で育ててください。
土が少し湿っているような状態を好むので、日当たりが良いとすぐに土が乾燥してしまいます。
シュウカイドウの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。シュウカイドウは水を好むので、乾燥には気をつけましょう。
地植えの場合
根付いたあとも、土が乾燥しない程度に水やりをしてください。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
シュウカイドウの増やし方
シュウカイドウはムカゴが葉の根元から数個出てくるのでそれを植え付けて育てると芽が出ます。
ムカゴというのは、豆のような丸い形をしたもので芽の一種です。ヤマイモやナガイモにもむかごができます。
日当たりの悪い場所で育てるならシュウカイドウがおすすめ
夏や秋の植物だと、特に日当たりを好む植物が多いですがシュウカイドウの場合は逆に日当たりのあまりよくない場所のほうが育ちやすいので、自宅が日当たりが悪いという場合でも育てられる植物です。
薄いピンクの花は可憐で綺麗な見た目をしているので、ぜひシュウカイドウを育ててみてはいかがでしょうか。