自宅で花を育てたいという方の中には、ただ花壇や鉢植えで育てるだけじゃなく、お部屋の中で花をかざって楽しみたいという人も多いと思います。
リビングはもちろん、玄関やトイレ、和室や仏間など飾れるスペースは確かにたくさんありますよね。かといって年中切り花をお店で購入するのもなかなか大変・・・。
というわけで、この記事では初心者の方でも育てやすい切り花向きの花を5つご紹介します。自宅で色々育てれば、切り花としても楽しみやすくなりますよ。
ストック
ストックは寒い冬から春にかけて花を咲かせる秋まきの1年草です。暑さには弱いので、夏には枯れるため毎年新しく育てます。
上に向かって伸びた枝に小花をたくさんつけるので、1輪だけでもボリュームがあって切り花に向いています。
ストックは草丈の短い矮性(わいせい)種と、草丈の高い高性種があるので、切り花用として育てる時は高性種の品種を選んでくださいね。
ストックの育て方。種まき・植え付け・切り戻しの方法。冬の管理について。
マーガレット
キク科の多年草で何年も育ち、たくさん花を咲かせてくれるマーガレットも切り花におすすめです。
花の見た目もシンプルなので、どんなお部屋にもあう雰囲気があります。お部屋にかざると可愛らしい印象になります。
開花期間も長く秋から初夏まで花が咲くので、長く花を楽しめるのも魅力のひとつです。
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バラ
ゴージャスな花の代表でもあるバラも切り花向き。お店で買うのはちょっと手が出にくいですが、ご自宅で育てれば気軽に切り花としてバラを楽しめると思います。
バラは品種によって切り花向きではないものもありますが、切り花向きとして人気が高いのはハイブリットティという四季咲きで大きな花を咲かせる品種です。
花茎が長くしっかりした品種であれば、切り花向きと言えます。
トルコキキョウ
トルコキキョウはリンドウ科の1年草は、7月から9月にかけて夏の期間に花を咲かせます。
花びらが幾重にもかさなっていて花色も綺麗なものが多いので、バラが好きな方はきっと気に入る花だと思います。花色も豊富なので、好きな色を選んで育てるのもおすすめです。
切り花として飾ると、優雅な雰囲気になりますよ。
トルコキキョウの育て方。種まき・植え付けの時期は?冬越し・切り戻しは必要?
ヤグルマギク
キク科の秋まき1年草のヤグルマギクは、生育が旺盛で初心者の方でも育てやすい切り花向きの花です。
開花期間は4月〜6月にかけて花が咲くので、春先の切り花として重宝します。1株でも摘心をすればわき芽が出てたくさん花を咲かせるので、どんどん切り花として使えますよ。
青や紫・ピンク・白などの花色がありますが、特に青いヤグルマギクは鮮やかでとても綺麗です。
1年草なので夏には枯れてしまいますが、種からでも育てやすいので開花後に種をとっておけば種を買わずに毎年育てられます。
ヤグルマギク(矢車菊)の育て方。種まき・植え付けの方法は?肥料は必要?
自宅で育てた花を切り花で飾れば、いつでも花を楽しめる!
お庭や鉢植えなど屋外で育てる花も綺麗ですが、雨や風にあたるとどうしても花は痛んでしまいます。
その点開花直後に切り花にして楽しめば、雨風に当たる心配もなくお部屋の中で綺麗な花を楽しむことができるメリットがあります。
切り花にする時は水揚げをしよう
切り花にする時は、水の中につけた状態で2センチほど茎の先を切っておくと、茎が水を吸い上げ花が長持ちします。
今回ご紹介した花はどれも草丈があり、切り花向きで育てやすい花なのでぜひご自宅で育ててみてください。
また他にも切り花として楽しめるものはたくさんありますので、自宅で育てた花をぜひお部屋に飾って花を楽しみましょう!