ガーデンシクラメンの育て方・栽培方法のコツ

ガーデンシクラメンの育て方。植え付けの時期・場所は?冬の管理、夏越しの仕方は?
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ガーデンシクラメンはサクラソウ科の宿根草で、別名ミニシクラメンと呼ばれています。ガーデンシクラメンは花壇で楽しむこともできるので、冬の庭でぜひ育ててみてください。

そんなガーデンシクラメンの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ガーデンシクラメンの特徴について

ガーデンシクラメンはシクラメンを改良品種して作られたもので、シクラメンに比べて寒さに強く小型な見た目が特長です。草丈は10cm〜20cmほどで、葉は株元に広がるようにつきます。

花色はピンクや白をはじめ、赤や紫など冬の庭を暖かくしてくれる色が豊富です。

寒さに強く改良されたおかげで、通常のシクラメンは冬は室内で管理して育てますが、ガーデンシクラメンの場合は屋外で花壇や鉢植えで育てることができます。

大きさも小型でコンパクトなので、他の植物と寄せ植えにして育てるのもおすすめです。

ガーデンシクラメンの育て方スケジュール

ガーデンシクラメンは秋ごろから春先まで開花期間が長めです。花がら摘みをこまめにすると新しい花が咲きやすくなります。

秋になるとガーデンシクラメンの苗が出回るので、苗を購入して育てるのが一般的です。慣れてきたら種を採取して育てることも可能です。

植え付け 10月〜11月
開花 10月〜5月

ガーデンシクラメンがよく育つ土の性質

ガーデンシクラメンは酸性の土を嫌い、水はけの良い土を好みます。

地植えの場合は植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて、酸性を中和させましょう。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作ります。シクラメン専用の培養土も販売されているので、そちらを購入すると簡単です。

ガーデンシクラメンに必要な肥料

ガーデンシクラメンは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

開花期間中は花がよく咲くので、液肥を月に3回ほど与えます。夏の期間は暑さで株が弱り休眠するので、肥料は必要ありません。

ガーデンシクラメンを植える時のポイント

苗を植える時

植え付ける時は、本格的に寒くなる前に植え付けてよく根付かせましょう。

蒸れには弱いので、地植えの場合は間隔を広めにあけておきます。鉢植えの場合は5号鉢に3株ぐらいが目安です。

ガーデンシクラメンを育てるのに適した場所

ガーデンシクラメンは日当たりと風通しの良い場所で育てます。

冬の管理

冬は屋外で栽培が可能ですが、寒さが厳しい場合はワラや腐葉土で株元をマルチングしておくと、寒さを予防できます。

夏の管理

花が咲き終わったあとは、軒下などの雨が当たらない涼しい日陰で育てると夏越しがしやすいです。夏は株が休む期間なので陽に当てる必要はありません。

ガーデンシクラメンの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。水やりをする時は花や葉に水がかからないように、株元にゆっくり与えます。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

夏の水やり

夏の期間は株が休眠期間に入ります。

地上部分が枯れて葉もなくなった場合は水やりは不要です。もし夏でも葉が残っている場合は、控えめに水やりをして夏越しさせましょう。

ガーデンシクラメンは花がら摘みをこまめにする

ガーデンシクラメンは、シクラメン同様に花が咲いては枯れるので、咲き終わった花は花茎の根元からこまめにとりましょう。

茎の根元をねじるように回すと簡単にとれるので、手でとって問題ありません。

そのままにしておくと種を作ろうとして株の養分を奪うので、開花期間中は花がら摘みを忘れずに行います。

ガーデンシクラメンは種から育てられる?

花がらをそのままにしておくと、次第に実ができるので乾燥したら実の中を出して種をとることができます。

秋になったら土にまいて軽く土をかぶせて、乾燥しないように気をつけながら育てると10日前後で発芽します。シクラメンの種は嫌光性なので、光に当たらない場所かダンボールなどをかぶせて日よけをして発芽させます。

本葉が出て大きくなったらポットに移植して育てて、日当たりの良い場所で育ててくださいね。

ガーデンシクラメンは植え替えは必要?

鉢植えの場合は根詰まりを起こすので、9月ごろに気温が涼しくなってきたら毎年植え替えをします。

掘り起こして土を落とし、古い根があれば切り取って新しい土で植え替えてください。植え替えする時も緩効性肥料を元肥として混ぜておきます。

屋外でシクラメンの花を楽しもう

室内で楽しむシクラメンでしたが、ガーデンシクラメンが出てきたおかげで屋外でもシクラメンの花を楽しめるようになりました。

シクラメンよりも小型でかわいらしい見た目なので、赤やピンクのガーデンシクラメンを育てて寒い冬の庭を彩ってみてはいかがでしょうか。

というわけで以上ガーデンシクラメンの育て方でした!

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