ガザニアはキク科の1年草・宿根草で、花に入る模様から別名でクンショウギクとも呼ばれています。
この記事ではそんなガザニアの育て方や、気をつけたいポイントについてご説明します。
ガザニアの特徴について
ガザニアは南アフリカが原産で、黄色や赤の原色の花色が多いです。花の中心近くに、独特な模様が入っている特徴があります。
またガザニアは日中の晴れた時にだけ花が開く性質があるので、花が開いた姿を見られる時間帯が他の花に比べて限られています。
夏の太陽を好むので、育てやすく初心者の方にもおすすめの花です。草丈は20cmほどと高くないので、花壇やコンテナの手前に植えると花色も派手なので映えます。
ガザニアの育て方スケジュール
ガザニアの開花は初夏の5月から秋の終わりの10月ごろまでです。気温が低くなる秋以降は花が咲かなくなります。
種まきは発芽温度が15度前後なので春と秋に可能です。
種まき | 3月〜4月、9月〜10月 |
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植え付け | 4月〜7月 |
開花 | 5月〜10月 |
ガザニアがよく育つ土の性質
水はけの良い土を好むので、赤玉土や腐葉土を混ぜて水はけの良い土で育ててください。
ガザニアに必要な肥料
植え付ける時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
花が咲く期間は1ヶ月に2回ほど液肥を与えます。花が咲かなくなってからは肥料は与えなくて構いません。
ガザニアを植える時のポイント
タネを植える時
鉢にタネをまき軽く土をかぶせて、日当たりと風通しの良い場所で育てます。発芽温度は15度前後です。
本葉が3枚ほどになったら、ポットに移植して育ててください。
苗を植える時
地植えで植え付ける場合は、20cmほど間隔をあけて植えてください。
ガザニアを育てるのに適した場所
日当たりの良い場所を好むので、午前中から午後にかけて日がよく当たる場所がおすすめです。
暗い場所で育てると、花が咲かなくなったりするので日当たりには気を配りましょう。
ガザニアの水やりの頻度
植え付けの時にしっかり水やりをします。高温多湿を苦手とする植物なので、水やりは朝夕の気温の低い時にすることが基本です。
地植えの場合
乾燥には強いので、地植えの場合は基本的に水やりは不要です。過湿に弱いため、土の水はけに注意しましょう。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢は夏の間は特に土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してから水やりをしてください。
花後は花がら摘みをして、他の花を咲きやすくする
咲き終わった花については、花がら摘みをします。花がら摘みをしておかないと、タネを作ろうとして栄養を奪ってしまうので、こまめに摘み取りましょう。
新しく咲く花と咲き終わった花の違いがわかりづらいので、日中に花が開いている時に見分けてください。花びらの先が乱れているものが、咲き終わった花です。
ガザニアは暖地では冬越しも可能
冬でも気温が高めの暖地の場合は、冬越しが可能です。
地植えの場合は、株元に腐葉土を敷いてマルチングをして根が凍らないようにします。
ただし寒さには比較的弱いので、鉢植えで霜が当たりにくい軒下や室内で管理したほうが失敗も少ないです。冬の期間は気温が低いため、水は控えめにしましょう。
過湿と寒さに弱いため、梅雨時期の雨と冬の寒さにうまく対策をとれば、翌年もまた花を咲かせることができます。
黄色や赤など明るい色が多いガザニアを育てれば、夏をより元気で明るく過ごせそうですね。