アジサイ(紫陽花)の育て方・栽培方法のコツ

アジサイの育て方。土の乾燥に注意する事と花後の剪定方法がポイント。
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梅雨の季節の花というと、多くの方が想像するのは紫陽花の花だと思います。

雨が降る梅雨の季節は、天気も曇っていてどんよりした空気ですが、そんな雰囲気をアジサイの大きな花が吹き飛ばしてくれます。淡い色の花が多く見ていて癒されますね。

この記事ではそんなアジサイの育て方や気をつけたいポイントをご説明します。

目次

アジサイの特徴について

アジサイは梅雨の時期に花を咲かせるのが特徴で、色は白・ピンク・青が一般的です。

背丈は大きなものだと2mぐらいですが、剪定をして形を整えれば1mほどのコンパクトなサイズにすることもできます。

アジサイは花びらのように見える部分は「がく」と呼ばれるもので、実際の花は中心にある小さなつぶです。

アジサイの育て方スケジュール

植え付けは春か秋の時期がおすすめです。

開花は梅雨時期なので5月から7月が開花のシーズンとなっています。

苗植え 2月〜3月、10月〜11月
開花 5月〜7月

アジサイは土のpHで色が変わる

アジサイはピンクや青をよく見かけると思いますが、同じアジサイを育てていても去年と色が違うといったことはありませんか?

これは育てている土のpHの度合いによってアジサイは花(がく)の色が変わるからです。

酸性の土で育てると青に、アルカリ性の土で育てるとピンクになるので好きなほうの色に合わせて土作りをすることがおすすめです。

基本は赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使えば問題ありませんが、酸性の土にする場合はピートモスを、アルカリ性の土にする場合は苦土石灰を加えることでpHを調整することができます。

アジサイに必要な肥料

アジサイは基本的に肥料は必要ないので、無理に肥料を与えなくても大丈夫です。

植え付ける時に肥料を混ぜておくと、生育はよくなります。

アジサイを育てるのに適した場所

アジサイは日当たりの悪い場所でも、特に生育が悪くなるということはありません。もともと日照不足になりやすい梅雨時期に花を咲かせるため、日光を好む植物ではないからです。

逆に日が当たりすぎると葉や花が焼けてしまって色が変わることがあるので、午前中だけ日が当たるような半日陰程度の場所がおすすめです。

アジサイの水やりの頻度

アジサイは梅雨時期に咲くため、水を好む植物です。水切れをしないように注意しましょう。

地植えの場合

地植えの場合は雨が降るので基本的に水やりは不要ですが、腐葉土やワラを根元にかぶせてマルチングをすることで乾燥を防ぐのがおすすめです。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は特に土が乾燥しやすくなっているので、土が乾いていたら水をたっぷり与えてください。

花後に剪定はかかさず行うのがポイント

アジサイは花が咲き終わった後に剪定をおこなうことで、次の年にまた枝が伸びて花を咲かせます。

日本のアジサイの場合は、花が咲き終わった後に、花の1節下で枝を切ってください(数枚葉っぱをつけた状態で花を切る)。北米原産のものは花後に花のみを切って、秋に枝を剪定をするとうまく次の年も花が咲きます。

秋には花芽が出てくるので、それまでに剪定をすることがポイントです。花芽が出た後に枝を切ってしまうと、花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。

乾燥と剪定に気をつけるのがアジサイをうまく育てるポイント

アジサイをうまく育てるには、土の乾燥に気をつけることと、花の後にしっかり剪定をすることです。

なぜか花が咲かない、という時には剪定の方法に気を使ってみると良いと思います。特別肥料を与えなくても、毎年大きな花を咲かせるので庭に地植えをするのもおすすめですね。

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