インパチェンスはあまり陽の当たらない場所でもしっかり育つので、庭はあるけど日当たりがあまりよくないといった場合でも育てられる夏におすすめの花です。
この記事ではそんなインパチェンスの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。
インパチェンスの特徴について
インパチェンスは1年草で、草丈は30センチ〜40センチほどになります。あまり大きくならないので、鉢植えでも育てやすい花です。
花の色は赤・ピンク・白をよく見かけると思いますが、他にも紫やオレンジの色の品種もあります。また花びらも一重咲きから八重咲きなど種類も豊富です。
バラのような見た目のバラ咲きというのものもあります。
インパチェンスの育て方スケジュール
インパチェンスはタネから育てることもできますが、タネは非常に小さく乾燥にも弱いため、初めて育てる場合は苗を購入したほうが育てやすいと思います。
開花は5月から10月ごろまでで、夏の間たくさんの花を咲かせてくれます。
種まき | 3月〜5月 |
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苗植え | 5月〜7月 |
開花 | 5月〜10月 |
インパチェンスがよく育つ土の性質
インパチェンスを育てる場合は市販の草花用の土で構いません。
自分で作る場合は赤玉土と腐葉土、堆肥を混ぜたものを使ってください。
インパチェンスに必要な肥料
インパチェンスは植え付けの時に元肥として緩効性肥料を混ぜておきます。
たくさんの花をつけるため、定期的に液肥を与えると花がよく咲きます。インパチェンスは肥料を好むので、肥料がきれないようにしましょう。
インパチエンスを植える時のポイント
タネを植える時
インパチェンスのタネは非常に細かいので、浅い皿や小さな鉢で育てるのがおすすめです。好光性なので、土はかぶせずに育ててください。
また乾燥に弱いため、水切れに注意しましょう。本葉が4枚になったらポットに移して育ててください。
苗を植える時
苗が十分に育ってから植え付けをしましょう。
植え付ける時は元肥を入れておくと、その後の生育がよくなります。
インパチェンスを育てるのに適した場所
インパチェンスはあまり日光があたらなくても花を咲かせます。
夏は気温も高く日差しも強いため、日が当たりすぎない場所で育てるのがおすすめです。午前中だけ日が当たるような場所や、半日陰のような場所だと育てやすいと思います。
インパチェンスの水やりの頻度
地植えの場合
地植えの場合は基本的に水やりは不要ですが、夏は土が乾燥しやすいので雨が降らない日が続くようであれば水やりをしましょう。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は、土が乾燥しやすいため定期的に土の表面が乾いているのを確認してから水やりをしてください。
形をととのえたい時は、夏に切り戻しをする
鉢植えなどで育てていて、大きくなりすぎて形をととのえたい場合は、切り戻しをすることも可能です。蒸れに弱いので夏は一度切り戻しをしておくことで、風通しをよくすることができます。
また切り戻しで切った茎を使って挿し芽で育てれば、株を増やすことも可能です。
インパチェンスはどんな庭でも育てやすいおすすめの花
多くの花はよく陽のあたる場所で育てないと花が咲かなかったり、うまく育たなかったりしますがインパチェンスはあまり陽が当たらない場所でも花を咲かせます。
庭やベランダの環境があまりよくなくても育てられるため、どんな人にもおすすめできる花だと思います。園芸店でもよく見かけ、比較的安価な苗が多いので一度育ててみてはいかがでしょうか。