インゲンマメはマメ科の植物で、一株でもたくさんさやが出来る育てやすい野菜です。プランターでもよく育つので、ベランダやお庭で場所をとらずに育てられます。
そんなインゲンマメをプランターで育てる方法や、気をつけたいポイントについてこの記事でご説明します。
インゲンマメの特徴について
インゲンマメは大きくわけると、つるありとつるなしの2種類に分かれます。
つるありはつるが伸びるので、グリーンカーテンとして日よけにも使えます。つるなしのほうは、つるが長く伸びないのでコンパクトで管理がしやすいです。
インゲンマメの育て方スケジュール
インゲンマメは春以降に気温が高くなり暖かくなってから育てられます。
春先の4月〜5月に種まきをし、苗であれば5月ごろが植え付けに最適です。さやの収穫は、つるなしのほうが収穫が早く、つるなしのほうが収穫時期が遅れます。
種まき | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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植え付け | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
収穫 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
インゲンマメを育てるプランターのサイズ
インゲンマメを育てる時は、60cm幅である程度深さのあるプランターがおすすめです。
つるなしのインゲンマメは15cmほどの浅めのプランターでも構いませんが、つるありのインゲンマメは支柱がいるので30cmほどの深めのプランターを使用します。
インゲンマメの土作り
インゲンマメは湿った環境を嫌うので、水はけの良い土を好みます。野菜用の培養土を購入すると一番簡単です。
自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土に苦土石灰を少量混ぜておきます。
土作りの時に必要な肥料
元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
肥料が最初から入った市販の培養土であれば、肥料は混ぜなくて大丈夫です。
インゲンマメの育て方【種から育てる時】
インゲンマメの発芽温度
20度〜25度
インゲンマメの種まき
プランターに直接種をまいて育てられます。
平らなビンの底などで、直径が8cmほど、深さが3cmくらいの穴を15cmほどの間隔で作ります。
穴にタネを4つずつまいて、土をかぶせたら軽く水やりをしてください。
鳥の被害に注意!
インゲンマメの種は豆なので、鳥に食べられやすいです。
種まきをしたらプランターにネットをしておくと、鳥の被害にあいにくいです。
発芽したら
明るい場所で管理して、発芽して本葉が2枚になったら間引きをして丈夫なものを残し2本にします。
支柱たて
つるありインゲンは、つるが数メートルの長さになるのでつるが伸びてきたら支柱をたててツルを絡ませます。
インゲンマメの育て方【苗から育てる時】
ポット苗を植えて育てる時は以下の方法で育ててください。
植え付けの間隔
15cm〜20cmほどの間隔で、苗を植えてください。60cmプランターに2株が植え付けの目安です。
苗の植え付け
あとで増し土をして育てるので、最初の植え付けの時は土は少なめにしてプランターの6分目ぐらいまで土を入れて植え付けます。
植え付けをしたあとはしっかり水やりをしてください。
インゲンマメの育て方【生育期】
水やりの頻度
土の表面が乾いていたら、水やりをしてください。
害虫予防として時々葉の裏側に霧吹きをするのもおすすめです。
増し土
ポット苗を植えた場合は、植え付けて2週間後に株のまわりに緩効性肥料をひとつまみまいてから、土を足していきます。
プランターの7分目〜8分目ぐらいまで土を入れて、根がよく育つようにします。土を足す時は、株元の葉が埋まらない程度にしましょう。
追肥
インゲンマメの花が咲き出したら、10日に1度のペースで液肥を与えてください。
収穫するまでは水切れと肥料切れに注意しましょう。
インゲンマメを育てるのに適した場所
インゲンマメは日当たりの良い場所で育ててください。
日当たりが悪いと生育に影響します。
インゲンマメの収穫
さやができて長さが10cm〜15cmほどになったら収穫ができます。へたのところをハサミで切り取って収穫します。
早めに収穫しないとさやが硬くなるので、さやの大きさを毎日チェックしましょう。
プランターでもインゲンマメはたくさん収穫できる!
インゲンマメはプランターひとつだけで育てても、家庭で食べるには十分な数が収穫できるので場所もとらず育てやすい野菜です。
はじめて育てる時は、つるなしインゲンのほうが草丈が低く支柱がなくても育てられるのでおすすめです。
水切れと肥料切れに注意しながら育てて、たくさんインゲンマメを収穫してみてくださいね。