ラベンダーの育て方・栽培方法のコツ

ラベンダーの育て方。高温多湿と土のpHに気をつけて育てるのがコツ。
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ラベンダーはハーブの中でも特に人気の高い植物で、夏に涼しげな見た目の青い花がたくさん咲いてとても綺麗ですよね。

この記事ではそんなラベンダーの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。初心者の方の場合は、なんとなく育てるのが難しそうな印象を持つラベンダーですが、ポイントをおさえれば大きく育てられるのでぜひ挑戦してみてください。

目次

ラベンダーの特徴について

ラベンダーはシソ科の多年草で、一度植え付ければ何年もそのまま育ち続けます。

ラベンダーの花というと青や紫が有名ですが、他にもピンクや白のラベンダーもあり品種も増えています。

ラベンダーの大きな特徴はその香りで、ラベンダーのオイルは石鹸など色々なところで活用されています。ドライフラワーにして飾ったりと、使い方も多種多様です。

ラベンダーの育て方スケジュール

ラベンダーは夏を中心に咲く花です。種まきは春先がタイミングですが、ラベンダーの種は発芽率があまりよくないのと、生育がゆるやかなので種から育てると花が咲くまでとても時間がかかります。

花を早く楽しみたい、という方は園芸店で苗を購入して育てることをおすすめします。

種まき 4月〜5月
植え付け 5月〜6月
開花 5月〜9月

ラベンダーがよく育つ土の性質

ラベンダーなどのハーブ類は、基本的にアルカリ性の土を好みます。

ラベンダーは専用の土が販売されているので、鉢植えなどの場合は専用の土を使うと簡単です。庭に地植えする場合は、日本の土は雨の影響で酸性に傾いているので、苦土石灰を混ぜて土をアルカリ性にしておくことが大切です。

また加湿に弱いため、赤玉土や腐葉土を混ぜて水はけをよくしておくと失敗しにくいです。

ラベンダーに必要な肥料

植え付けの時に元肥として緩効性肥料を混ぜておきます。

花がよく咲くように、生育中はリン酸とカリが多めの液肥を定期的に与えると丈夫に育ちます。

ラベンダーを植える時のポイント

タネを植える時

ラベンダーの種は小さく細かいので、小さめの鉢で育ててください。土は種まき専用の土か、バーミキュライトやピートモスを使って育てます。

発芽に必要な気温は20度程度なので、春になってある程度気温があがってから種まきをします。種まきをする前に、冷蔵庫で2週間ほど種を冷やしておくと発芽率が高くなります。

土を軽くかけて、乾燥に気をつけながら育ててください。本葉が6枚ほど出たら、ポットに移植してさらに育てます。

苗を植える時

種から育てた場合は本葉がさらに育ち、根がポットに張るようになったら植え付けるタイミングです。

園芸店で苗を購入する場合も、ポットにしっかり根が張っているものを選びましょう。

地植えをする場合は、盛り土をして植えると雨が降っても加湿になりにくいのでおすすめです。

ラベンダーを育てるのに適した場所

ラベンダーなどのハーブは日光を好むので、日当たりの良い場所で育てるのがおすすめですが、ラベンダーは全体的に暑さに弱い品種が多いので西日が当たらない場所を選びましょう。

高温多湿を嫌うので、午前中から午後にかけて日が当たり、西日の当たらない風通しの良い場所が理想です。

初めてラベンダーを育てる方は、もし場所に問題があった時にすぐ移動できるように鉢植えで育てたほうが良いでしょう。

ラベンダーの水やりの頻度

地植えの場合

多湿を嫌うため、地植えの場合は植え付け時にしっかり水やりをして根付かせ、それ以降は基本的に水やりは必要ありません。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢は夏の期間は特に土が乾燥しやすいので、土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。加湿を嫌うため、やり過ぎには気をつけてください。

剪定をして風通しをよくし蒸れを防ぐ

ラベンダーは高温多湿が苦手ですが、ある程度育ってくると株が込み入ってしまい風通しが悪くなり、中心部分の日当たりが悪くなったり枯れる原因になります。

花が咲き出したら、全体を少し短く切ったり、込み入った場所を切って風通しをよくしてください。

育てるごとにより株が大きくなり、花もたくさん咲く

ラベンダーは多年草なので、そのまま育て続ければ株も大きくなり、花数も増えていきます。長年育てていくと、枝の部分が木化して木のように太く硬い枝になります。

ラベンダーは香りも良いので、たくさん育ててポプリやハーブピローに使うのも良いですね。夏の暑い季節に、風に揺れるラベンダーの姿はとてもきれいなので、ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

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