リコリスはヒガンバナ科の夏植え球根で、草丈は30cmから70cmほどになる秋の花です。短期間で花を咲かせるので、日数がかからず育てやすいですよ。
そんなリコリスの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
リコリスの特徴について
リコリスは長く伸びた茎の先に5cmほどの花をいくつも咲かせます。
花色はピンク・黄色・白などがありバリエーションが豊富です。花の色がグラデーションのようになっていて、高級感がありとても綺麗な色をしています。
リコリスの育て方スケジュール
植え付けは夏の期間がタイミングです。早咲きのリコリスは8月中に開花し、遅咲きのリコリスは秋になる10月に開花します。
咲くタイミングの違うリコリスを育てれば、それだけ花を長く楽しむことができます。
植え付け | 7月〜8月 |
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開花 | 8月〜10月 |
リコリスがよく育つ土の性質
リコリスは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
リコリスに必要な肥料
リコリスは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
元肥をやれば、生育中は追肥などは必要ありません。
リコリスの球根を植える時のポイント
株間は大型の球根の場合は10cmほどあけて、小型の球根は2〜3cm程度の密集気味に植え付けます。
地植えの場合
地植えの場合は5cm〜10cmほどの深さに球根を植えてください。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は、地植えほど深く植える必要はなく球根の頂部が土の表面すれすれにくる程度に浅く植え付けてください。
リコリスを育てるのに適した場所
午前中から午後にかけて日のあたる、風通しの良い場所がおすすめです。夏越しのことを考えると、地植えの場合は半日陰に植え付けるのが最適です。
日当たりの良い場所で育てないと、茎が丈夫に育たなくなります。
リコリスの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。乾燥にはあまり強くないので、水やりをする時はしっかり与えてください。休眠期間中は水やりはしなくて良いです。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。雨が降らず土が乾く日が続く場合は、補助的に水やりをしましょう。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
リコリスは花後に葉が出てくる
リコリスは花が咲いた後に葉っぱが出てきて、春頃になると葉も枯れて地上部がなくなります。
葉が枯れた後は休眠期間に入りますが、掘り起こさずそのまま管理できます。
リコリスの夏越しと冬の管理
夏越し
夏は休眠期間中なので、鉢植えの場合は日の当たらない日陰で管理してください。芽が出てきたら、日当たりの良い場所で育てます。
冬の管理
冬の寒さには比較的耐えられますが、鉢植えの場合は霜の当たらない日当たりの良い場所で管理すると冬越ししやすいです。地植えの場合は株元にワラなどでマルチングをすると寒さ対策になります。
3年に1度は掘り上げて、分球しておく
毎年植え替える必要はないですが、3年に1度は掘り上げて球根の横についた小さな球根をとっておきましょう。
分球すれば、植え付けをして株を増やすことができます。
秋に差し掛かる時期の花としておすすめ
夏から秋に差し掛かる時期はちょうど花の種類も少なめですが、ちょうどその時期に花を咲かせてくれるリコリスは花壇や植木鉢のつなぎめの役割をしてくれる植物です。
植え付けから開花まで期間が短く栽培しやすいので、ぜひ一度リコリスを育ててみてください。