鹿沼土(かぬまつち)とは?赤玉土との違いや、基本的な使い方・特徴について。

鹿沼土(かぬまつち)とは?赤玉土との違いや、基本的な使い方・特徴について。
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鹿沼土は園芸用の用土として使われている代表的な土です。どんな特徴や効果があるのかを知っておくと、正しい使い方で土を使い分けることができるので植物をより元気に育てることができますよ。

この記事では、そんな鹿沼土の特徴やどんな効果があるのか、また鹿沼土と同じぐらい園芸店でも販売されている赤玉土との違いについてもご説明します。

目次

鹿沼土とは?

鹿沼土(かぬまつち)は、「栃木県の鹿沼市でとれる土(軽石)」のことを言います。土地の名前がそのまま名前に使われているんですね。

分類としては軽石の扱いになり、火山灰が風化して粒状になったものが鹿沼土です。

鹿沼土には小さな孔(あな)が無数にあいているので、通気性や水持ちに優れています。

鹿沼土の効果・特徴

鹿沼土にはこの小さな孔で、空気を通したり、また水分や養分を留める力があるため通気性・排水性・保水性・保肥性に優れています。

また鹿沼土はphが4〜5ほどなので、酸度が強いという特徴があります。

赤玉土との違いは?

赤玉土も同じく通気性や水はけ・水持ちに優れた土ですが、赤玉土よりも鹿沼土のほうが土がつぶれにくいです。

ただし赤玉土は弱酸性の土なのでどの植物にも使いやすい性質がありますが、鹿沼土は酸度の強い土なので使う場面がある程度限られます。

鹿沼土の基本的な使い方

鹿沼土は以下のような時に使用すると、特徴をうまく活かして使うことができます。

補助的に混ぜて土をつぶれにくくする

赤玉土と腐葉土の組み合わせは基本的な培養土の配合ですが、1割〜2割ほど鹿沼土を混ぜて土全体をつぶれにくくすることもできます。たくさん混ぜると土の酸度が高くなるので控えましょう。

酸性の土を好む植物にはメインで使える

多くの植物は弱酸性を好む場合が多いですが、中には酸性の土を好む植物もあります。

代表的なものでいうと、ツツジ・サツキ・シャクナゲや、リンドウ・スズラン・ブルーベリーなどがあります。ツツジ科の植物は酸性の土を好むことが多いですよ。

こういった酸性の土を好む植物には、赤玉土の代わりに鹿沼土をメインに使うと酸性の土を作ることができます。

挿し芽や挿し木の用土としても使える

また鹿沼土は無菌で清潔な土なので、赤玉土と同じく挿し芽や挿し木をする時の用土として使うこともできます。

水はけや水持ちも良く、適度な水分の環境で管理することができるのでおすすめです。

鹿沼土は水持ち・通気性に優れ、酸性の強い土

鹿沼土の特徴として特に覚えておきたいのは、酸性が強いのでどの植物にも使わないようにするということです。逆に酸性を好む植物には、鹿沼土を使うことで適した環境を作ることができます。

土がつぶれにくく、通気性や保水性に優れた土なのでうまく使いこなせば、より植物を育てるのが上達すると思います。

というわけで鹿沼土の特徴や使い方についてでした。参考になれば幸いです。

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