モナルダはシソ科の多年草で、別名ベルガモットと呼ばれています。葉や茎など全体に香りがあり花だけでなくハーブとしても使われています。
そんなモナルダの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
モナルダの特徴について
モルダナがベルガモットと別名で呼ばれているのは、オレンジのベルガモットに香りが似ていることが由来です。
草丈は小さなものでも50cmほどあるので、背丈は高い草花です。コンテナの後ろのほうに植えて景観にメリハリを出したり、切り花としても利用できます。
花いろは赤・ピンクの他に白や紫など色は豊富で、夏の暑さにも強いので丈夫で育てやすい植物です。
モナルダ(ベルガモット)の育て方スケジュール
開花期は初夏から夏の終わりの6月から9月ごろに花が咲きます。種まきは気温が高くなってきた4月以降が最適です。
種まき | 4月 |
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植え付け | 3月〜4月 |
開花 | 6月〜9月 |
モナルダがよく育つ土の性質
モナルダは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土や堆肥を混ぜて通気性と水持ちをよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。市販の草花用の土でも構いません。
モナルダに必要な肥料
モナルダは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
モルダナは肥料を好む植物なので、開花はじめの6月と、開花終わりの9月に1度ずつ緩効性肥料を追肥してください。
モナルダを植える時のポイント
タネを植える時
タネは春先の4月が最適で、発芽温度は20度前後なので気温があがり暖かくなってから種まきをしましょう。
鉢に種まきをして土をかぶせ、乾燥に気をつけながら発芽させてください。本葉が4枚ほどになったら、ポットに移植して育てます。
苗を植える時
ポットの根が育ってきたら植え付けのタイミングです。
地植えにする時は株間を30cm程度はあけておきましょう。
モナルダを育てるのに適した場所
日当たりの良い場所で育てることで花付きがよくなります。風通しのよい場所を選べば病気の予防もできます。
暑さには強いので、日当たりの良い場所を選べば問題ありません。
モナルダの水やりの頻度。乾燥には注意!
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要ですが、モナルダは他のハーブとは違って乾燥にはあまり強くないので時々霧吹きで葉に水をかけるなどして株が乾燥しすぎない環境を作ってください。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。地植えと同様に、夏の期間は霧吹きで葉水をすると株が弱りにくいです。
モナルダはこまめに花がら摘みをする
モナルダの花が咲き終わったら、こまめに花がらを摘んでおきましょう。
咲き終わった花はタネを作ろうとして株の栄養を奪うので、数日に1度はチェックして咲き終わった花がないか確認してください。
モナルダの冬越しは霜の当たらない場所で
モナルダは寒さにも強いので、冬越しもしやすいですが鉢植えの場合は霜の当たらない場所で冬越しさせましょう。
地植えの場合はワラなどで株の根元をマルチングしてあげると、霜対策になります。寒さに強い植物でも冬の寒さで根が凍ってしまうと、枯れる原因になりやすいです。
モナルダは花としてもハーブとしても楽しめる
モナルダは花としては切り花としても楽しめ、ハーブとして香りを楽しむことができる実用性のある植物です。
ぜひ一度モナルダを育てて、爽やかな香りを夏の季節に楽しんでみてはいかがでしょうか。