アサガオを育てていると、せっかく種をまいたのに全然発芽しない!といった経験をしている方もいると思います。
この記事ではそんな朝顔を種から育てたい方のために、失敗しにくい朝顔の種まきの方法についてご説明します。
朝顔の種(皮)はとても硬い!
朝顔の種を実際に見てもらえるとわかると思いますが、朝顔の表面の皮は黒くてとても硬いです。
そのためそのまま植えてもなかなか発芽しにくいことが多いです。
朝顔をうまく発芽させるためには、種まきの前にひと手間くわえることが必要です。
朝顔の失敗しにくい種まきの方法
ここからは朝顔の失敗しにくい種まきの方法です。
種まきをする時の前提として、気温が高くないと発芽しないので日中の気温が20度以上を保つようになってから種まきをしてください。一番良いのは25度前後なので、しっかり暑くなってから種まきをすると発芽もしやすいですよ。
まだ初夏になる前から種まきをしてもうまくいかないことが多いです。まだ温度が低い時に発芽させたい場合は、ガーデン用のビニールハウスや温室を使うと良いですが、気温が高くなってから通常の種まきをしたほうが成功しやすいです。
1.種に傷をつける
まず朝顔の硬い種に傷をつけます。
サンドペーパー(紙やすり)で種の一部をこすって傷をつけます。かるく表面が削れていれば大丈夫なので、あまり時間をかけてやらなくても大丈夫です。
2. 一晩常温につける
種に傷をつけたら、常温の水の中に一晩つけて種に吸水させます。
水を吸わせると種が少し大きくふくらむと思うので、そうなっていれば成功です。
3. ポットに土を入れて1cmの深さに種まきをする
ポットに土を入れたら、指で1cmぐらいの深さの穴を作って種を2粒まいてください。
種をまいたら、ちゃんと土をかぶせて覆土してから水やりをします。
4. 日当たりの良い場所で管理する
朝顔の種は気温が高い状態が続かないと発芽しないので、日当たりの良い場所で乾燥に気をつけて管理してください。
発芽したら、2つのうち生育の良い方を残してもうひとつは芽を切って間引きします。
種まきから育てる時によくある失敗が、水やりを忘れて乾燥させることです。特に気温が高くなる時期は乾燥させるとそのまま枯れることがあるので注意してください。
種から発芽して大きくなるまでは植物もちょっとした環境の変化で枯れてしまうことも多いので、こまめにチェックしてあげてください。
朝顔の種まきにひと手間をくわえて、きれいな朝顔の花を育てよう
というわけで、朝顔の失敗しにくい種まきの方法についてでした。
種に傷をつけて吸水させるだけで、朝顔の種は発芽率がぐっと上がるのでぜひ試してみてくださいね。
朝顔は緑のカーテンとしても利用できますし、暑い夏にはぴったりの植物です。ぜひきれいな朝顔の花を育ててみてください。