ニチニチソウはキョウチクトウ科の1年草で、別名ビンカと呼ばれています。真夏の暑さに強く、長い期間にわたって花をたくさん咲かせるので、初めて花を育てる人に特におすすめの花です。
そんなニチニチソウの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ニチニチソウの特徴について
ニチニチソウは草丈が30cm〜60cmほどで、花があまり大きくなく4cm前後の花が咲きます。花色は赤・ピンク・白があり、5枚の花びらがプロペラのように開いて花が咲きます。
新しい花が次から次へと長きに渡って咲くことから、ニチニチソウ(日々草)という名前がつけられています。
ニチニチソウの育て方スケジュール
開花期間はとても長く、春先から秋の終わりまで花が咲くため、冬の期間以外は花をずっと楽しむことができます。
種まきや植え付けは春先に気温が暖かくなったころが最適です。春以降になると園芸店で苗が出回るので、それを購入して植え付けるのが一般的です。
種まき | 4月〜5月 |
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植え付け | 4月〜6月 |
開花 | 4月〜11月 |
ニチニチソウがよく育つ土の性質
ニチニチソウは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。ニチニチソウは過湿が枯れる原因になりやすいので、水はけは重要です。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。
ニチニチソウに必要な肥料
ニチニチソウは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
花数が多く、新しい花がどんどん咲くため生育中は液肥を1週間に1度は与えてください。肥料やりを忘れて、肥料が切れないように注意しましょう。
ニチニチソウを植える時のポイント
タネを植える時
発芽温度は25度と高めなので、気温がしっかり上がってから種まきをします。
鉢やプランターに種まきをして、土を被せて日陰で育てて発芽させます。発芽するまで乾燥しないように注意しましょう。本葉が4枚ほどになったらポットに移植します。
苗を植える時
本葉が8枚ほどまで育ち茎がしっかりしてきたら、植え付けのタイミングです。
地植えの場合は20cmほど株間をあけて植え付けてください。
ニチニチソウを育てるのに適した場所
過湿にはあまり強くないので、日当たりと風通しが良く土が湿りにくい場所が最適です。
花は一定の気温以上あれば花が咲き続けるので、しっかり日に当てて育てましょう。真夏の暑さや乾燥にも強いので、一番日当たりの良い場所を選んでください。
ニチニチソウの水やりの頻度
植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。乾燥に強く、過湿に弱いので水のやりすぎに注意しましょう。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
ニチニチソウは花がら摘みをこまめにする
花がたくさん咲くので、咲き終わった花はこまめに摘み取りましょう。
花がらをそのままにしておくと、菌が繁殖して枯れる原因になります。
ニチニチソウを植えるだけで花を長く楽しめる
ニチニチソウは開花期間が本当に長いので、ニチニチソウを植えるだけでも花をずっと楽しめます。
夏の暑さにも強く丈夫なので、ぜひ一度ニチニチソウを育てていてはいかがでしょうか。