ノースポール(クリサンセマム)の育て方・栽培方法のコツ

ノースポール(クリサンセマム)の育て方。種まき・切り戻し・増やし方について。
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ノースポールはキク科の1年草で、別名クリサンセマムと呼ばれています。長い期間庭や鉢植えを彩ってくれる人気の高い植物です。

そんなノースポール(クリサンセマム)の育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ノースポール(クリサンセマム)の特徴について

ノースポールは、白い小花をたくさんつける植物で草丈は10cm〜20cmほどで低いので、花壇でも鉢植えでも他を邪魔せず育てやすい植物です。

とても丈夫で、比較的寒さにも強いので初心者の方におすすめです。こぼれ種から芽が出て翌年花を咲かせることもあるぐらい繁殖力もあります。

ノースポール(クリサンセマム)の育て方スケジュール

ノースポールは開花期間がとても長く、冬の始まりから梅雨前まで花を咲かせます。暑さには弱いので、気温が高くなると自然と枯れてしまう1年草の扱いになります。

種まきをする場合は秋になり気温が少し下がってからがおすすめです。秋以降になると園芸店で苗が出回るので、苗を購入して植え付けると簡単です。

種まき 9月〜10月
植え付け 10月〜12月
開花 12月〜5月

ノースポールがよく育つ土の性質

ノースポールは弱酸性の水はけの良い土を好むので、地植えの場合はまず2週間前に苦土石灰を混ぜて土の酸性を中和しておきます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

ノースポールに必要な肥料

ノースポールは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

開花期間が長く、小さな白い花を次々と咲かせるので10日に1回は液肥を与えると肥料切れしにくくなります。

ノースポールを植える時のポイント

タネを植える時

発芽温度は15度から20度なので、秋になり涼しくなってからがおすすめです。

鉢に種まきをし、土をかぶせ乾燥に気をつけながら発芽させます。本葉が6枚くらいになったらポットに移植して育てましょう。

苗を植える時

ポットでよく根が育ち蕾がつく頃が、植え付けのタイミングです。

根鉢は軽くほぐしてから植え付けてください。株は結構大きくなるので、地植えの場合は株間は20cmほどあえておくと良いでしょう。

ノースポールを育てるのに適した場所

ノースポールは日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

株が大きくなると葉っぱや花が込み入って蒸れやすくなるため、ジメジメした場所や日陰は避けてください。

ノースポールの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。ノースポールは過湿に弱いので、乾燥気味に育ててください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

こまめに花がら摘みをする

ノースポールは花数が多く、咲いては枯れを繰り返します。

花がらをそのままにしておくとタネを作り株の栄養を奪ってしまうので、開花期間はこまめに花がらを摘んでおきましょう。

切り戻しをして蒸れや徒長を防ぐ

ノースポールは蒸れを嫌うので、3月頃になって株がある程度大きくなったら一度半分くらいに切り戻しをすると、蒸れを防ぐことができます。

切り戻しをすることで、わき芽も増えて花数がより多くボリュームが出ます。

ノースポールの種とりは簡単にできる

タネを採取したい場合は、気温が高くなって花全体が咲き終わる頃にそのままにしておくと簡単にタネが採取できます。大量にとれるので、初心者の方でも毎年タネを収穫できます。

枯れかけた花をとって中心部分(黄色の箇所)をほぐすと、茶色や黒っぽい、小さく細長いタネがたくさん出てきます。

種まきをするまで、涼しい場所で保管してください。

タネからでも苗からでも簡単に育てられる、園芸初心者向けの花

ノースポールは発芽率も良いのでタネからでも簡単に育てられます。たくさん植えたい場合はタネから育てたほうが経済的ですね。

白くシンプルな見た目の花なので、他の花との相性もよく組み合わせやすいです。ぜひ一度ノースポールを育ててみてはいかがでしょうか。

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