オダマキの育て方・栽培方法のコツ

オダマキの育て方。土作りや肥料・花がら摘みについて。
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オダマキはキンポウゲ科の多年草で、別名アキレギアと呼ばれています。寒さにも強いので、地植えでも冬越ししやすい植物です。

そんなオダマキの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。

目次

オダマキの特徴について

オダマキは日本にも自生している植物で、他にもヨーロッパが原産のセイヨウオダマキもあります。

一番の特徴は花の形で、麻糸をまく苧環(おだまき)に似ていることからこの名前がついています。パッと傘を開いたような形で、とてもユニークな見た目です。

花色も赤や紫・青など豊富にあるので、色の違いも楽しむことができます。

オダマキの育て方スケジュール

オダマキは春と秋の2つの時期に花を咲かせます。暑さにはあまり強くないので、株が弱ります。

種から育てる場合は、春過ぎに種まきをして開花が翌年の春になります。早く花を楽しみたい方は、苗を購入したほうが良いでしょう。

種まき 5月〜6月
植え付け 10月〜3月
開花 4月〜6月、9月〜10月

オダマキがよく育つ土の性質

オダマキは酸性の土を嫌うので、苦土石灰を混ぜて酸度を中和します。

水はけの良い土を好むので、赤玉土7:腐葉土3の割合で土を作ってください。地植えで植える場合は、庭の土に腐葉土を少し混ぜておきましょう。

オダマキに必要な肥料

オダマキは植え付ける時に元肥が必要なので、土に緩効性肥料を混ぜてください。

また花が咲いている時期は液肥を月に3回ほど与えると花がつきやすくなります。

オダマキを植える時のポイント

タネを植える時

発芽の気温は15度から20度くらいなので、春以降に気温が高くなってきてからが種まきのタイミングです。

オダマキの種は好光性なので、土はかぶせずに発芽させてください。発芽するまでは乾燥に注意しましょう。本葉が3枚ぐらいになったらポットに移植します。暑さに弱いので、半日陰で管理しましょう。

苗を植える時

ポットで夏越しをした秋以降が植え付けのタイミングです。

地植えの場合は、株間を20cmほど開けて植え付けてください。

オダマキを育てるのに適した場所

基本的には日当たりの良い場所で育てますが、夏の暑さで株が弱りやすいです。

そのため、鉢植えで育てる場合は夏は半日陰の場所に移して、直射日光を避けましょう。

オダマキの水やりの頻度

植え付けたあとは根付くまでしっかり水やりをします。

地植えの場合

株が根付いたら基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

鉢植えで育てる場合は夏の期間は特に土が乾燥しやすいので、土の表面をさわって乾いているようであれば水やりをしてください。

オダマキの花後は花がら摘みをする

オダマキの花が咲き終わったら、こまめに花がらを摘みましょう。そのままにしておくと種を作ろうとして株の栄養を奪ってしまいます。種を収穫したい場合は、花がら摘みはせずそのまま残しておいてください。

全ての花が咲き終わったら、花が咲いていた茎を根元で切り取ります。葉はそのまま残しておきましょう。

オダマキは冬は葉が枯れる

オダマキは寒さには強いですが、花が咲き終わり冬になると葉が枯れて地上部は見えなくなります。

葉がなくなったからといって、株が枯れてしまったわけではなく翌年になるとまた葉が育ち花を咲かせます。冬の間は水は控えめにしましょう。

花色も多く、ユニークな見た目なのでオダマキを育ててみると花の面白さをより感じられると思います。

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