クウシンサイ(空芯菜)はヒルガオ科の植物で、暑さに強い夏の野菜です。別名ではエンサイ・ヨウサイと呼ばれています。
同じヒルガオ科の仲間であるアサガオに似た花を咲かせます。暑さには強い分、冬の寒さには弱いので日本では1年草扱いで育てられています。
そんなクウシンサイをプランターで育てる方法や、気をつけたいポイントについてこの記事でご説明します。
クウシンサイの特徴について
クウシンサイ(空芯菜)は、茎の中が空洞になっていることからこの名前がつけられています。茎はシャキシャキした歯ごたえがあっておいしい野菜です。
アジア地方が原産の野菜で、主に炒め物やサラダとして食べられています。
水やりをこまめにして土が乾燥しないように育ててください。
クウシンサイの育て方スケジュール
クウシンサイは気温が高くなってからが生育に適しています。
茎をこまめに収穫することで、わき芽が増えて収穫期間が長くなりますよ。
種まき | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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植え付け | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
収穫 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
クウシンサイ(空芯菜)を育てるプランターのサイズ
クウシンサイを育てる時は、横幅が60cmほどあり、20cm〜30cmほど深さのあるプランターがおすすめです。
土の量が少ないと乾燥しやすいので、ある程度深さがあり土の量が入るものを選びましょう。
クウシンサイの土作り
クウシンサイは水切れを嫌うので、保水性のある土を好みます。野菜用の培養土を購入すると一番簡単です。
自分で土を作る場合は、赤玉土6:腐葉土2:バーミキュライト2の配合の培養土を作ってください。
土作りの時に必要な肥料
元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
肥料が最初から入った市販の培養土であれば、肥料は混ぜなくて大丈夫です。
植える前の準備
プランターに鉢底石を入れて、土を7〜8分目まで入れておきましょう。
クウシンサイ(空芯菜)の育て方【種から育てる時】
クウシンサイの発芽温度
20度〜25度
クウシンサイの種まき
タネは比較的大きいので、種まきはしやすいです。種まきをする前に、タネを水に一晩つけておくと発芽しやすくなります。
直径が8cmくらいあるビンの底などで深さ1cm〜2cmの植え穴を作ります。穴同士の間隔は15cm〜20cmほどあけておきましょう。
植え穴を作ったら、1つの穴に4粒〜5粒ずつ等間隔でタネをまきます。
種まきが終わったら、土をかぶせて上から土で押さえます。水やりをしっかりして、発芽するまで乾燥しないようにします。
発芽したら
本葉が出たら丈夫なものを残して、苗を2〜3本にします。
この残した苗を育てて収穫します。
クウシンサイの育て方【生育期】
生育温度
25度〜30度
水やりの頻度
クウシンサイはとても水を好む植物なので、水切れすると枯れる原因になりやすいです。
毎日水やりをして土が乾燥しないように気をつけましょう。クウシンサイは夏によく育つので、土もその分乾燥しやすいです。
追肥
気温が高くなりよく育つようになったら、週に1度は液肥を与えてください。
クウシンサイを育てるのに適した場所
クウシンサイは日当たりの良い場所で育ててください。真夏の暑さにも強いので、日当たりの良い場所を選べばよく育ちます。
逆に日当たりが悪いと生育に影響してうまく育ちません。
クウシンサイの収穫
30cmぐらいまで育ったら収穫が可能です。
収穫する時は、茎を半分ぐらいの長さで切って収穫すると、切り残した茎からわき芽が出てまた収穫することができます。
暑さに強いクウシンサイは夏に育てやすい野菜
食感がシャキシャキして美味しい野菜のクウシンサイは、暑さにも強く丈夫で育てやすい野菜です。
乾燥に気をつけて水やりを毎日行い、摘心もかねてこまめに収穫しながら育てると、わき芽も増えて収穫量もアップします。
緑黄色野菜で栄養も豊富なので、ぜひクウシンサイを収穫して暑い夏を元気に過ごしてみてはいかがでしょうか。