ラナンキュラスはキンポウゲ科の秋植え球根で、別名ハナキンポウゲと呼ばれています。バラのように花びらが幾重も重なってとても綺麗な花ですよ。
そんなラナンキュラスの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ラナンキュラスの特徴について
ラナンキュラスは球根植物で、アネモネと同じキンポウゲ科の花です。
草丈は25cm〜50cmほどで、切り花向きの茎の長いものや、鉢植え向きの茎の短い品種があります。
花色は赤・黄色・オレンジなどのビタミンカラーが豊富です。どの品種も花が大きく豪華な見た目がラナンキュラスの魅力です。
ラナンキュラスの育て方スケジュール
ラナンキュラスは秋植え球根なので、秋に植え付けて翌年の春に花が咲くのが育てる一連の流れです。
花が咲き終わったあとは球根を掘り起こして管理します。
植え付け | 10月〜11月 |
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開花 | 4月〜6月 |
ラナンキュラスがよく育つ土の性質
ラナンキュラスは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土と川砂を混ぜて通気性をよくしてください。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土6:腐葉土2:川砂2の水はけの良い配合の培養土を作りましょう。
ラナンキュラスに必要な肥料
ラナンキュラスは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
花が咲く前と咲き終わった後にも追肥をしてください。
ラナンキュラスを植える時のポイント
ラナンキュラスは球根を購入するか、春頃に花の咲いたポット苗を購入して育てるのが一般的です。
球根を植える時
ラナンキュラスは基本的に浅植えをします。
まずいきなり植え付けるのではなく、湿った水苔やバーミキュライトにくるんで一晩吸水させてから土に植え付けてください。
地植えの場合は球根がしっかり隠れる程度に覆土して、鉢植えの場合は球根の上部がぎりぎり隠れるぐらいに植え付けてください。
苗を植える時
苗を植える時は、根鉢は崩さずに植え付けてください。
ラナンキュラスを育てるのに適した場所
ラナンキュラスは日当たりの良い場所で育ててください。
地植えの場合は20cmほど間隔をあけておきます。
ラナンキュラスの水やりの頻度
植え付け直後はしっかり水やりをしてください。
地植えの場合
地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
ラナンキュラスの冬の管理
生育期の冬の期間は、株の根元にワラや腐葉土などでマルチングをして寒さや霜対策をしておきましょう。
鉢植えであれば霜のあたらない軒下などがおすすめです。
ラナンキュラスの花後の管理
花が咲き終わったら茎を切って葉を残します。
その後も定期的に水やりをして、葉が黄色くなってきたら水やりをやめます。
完全に枯れたら、球根を掘り上げ乾燥させて葉や根を切り取り、冷暗な場所で秋まで管理してください。
華やかな庭にしたい時にラナンキュラスは最適
春は球根植物が多いですが、ラナンキュラスは花びらの数が多く見た目が豪華なのが魅力です。
チューリップやアネモネなどの花も良いですが、ラナンキュラスを育てると春のガーデニングがより華やかな雰囲気になりますよ。
ぜひ一度ラナンキュラスを育ててみてくださいね。