スノードロップはヒガンバナ科の秋植え球根で、別名マツユキソウと呼ばれています。早春の時期に小さく可憐な花をさかせる綺麗な植物です。
そんなスノードロップの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
スノードロップの特徴について
スノードロップの草丈は10cm〜20cmほどで大きさは小型です。花も白い色で1cmほどの小さな花をつけます。
草丈が低いので花壇の縁取りや、鉢に他の植物と寄せ植えをするのがおすすめの育て方です。
見た目にあったスノードロップという名前も綺麗ですよね。
スノードロップの育て方スケジュール
スノードロップは秋に植え付けて、まだ気温も寒い早春に花を咲かせます。
寒さには強く、雪の中から芽を出し花を咲かせることができます。寒い地方にもおすすめの植物です。
植え付け | 9月〜10月 |
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開花 | 2月〜3月 |
スノードロップがよく育つ土の性質
スノードロップは弱酸性で水はけの良い土を好むので、地植えの場合は植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて酸性を弱めます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。土の水はけが悪い場合はさらに川砂を適量混ぜましょう。
鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土6:腐葉土2:川砂2の水はけの良い配合の培養土を作りましょう。
スノードロップに必要な肥料
スノードロップは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。
あとは花が咲き終わった後の1ヶ月の間に、10日に1回ほどの間隔で液肥を与えて球根に栄養を蓄えます。
スノードロップを植える時のポイント
球根を植える時
スノードロップは球根を購入して植え付けるのが一般的です。
5cmほど土を掘って、球根をおき土をかぶせます。球根の株間は3cmほど開けておきます。比較的間隔を詰めて植え付けても問題ありません。
スノードロップを育てるのに適した場所
生育期の春や秋は日当たりの良い場所が最適で、夏は休眠期間に入るので半日陰になる場所だと夏越しがしやすくなります。
地植えの場合は寒い時期に葉を落とし、暑い時期は葉を茂らせる落葉樹の下などがおすすめです。鉢植えにして時期に応じて場所を変えるのもひとつの方法です。
スノードロップの水やりの頻度
植え付けた後は、根付かせるためにしっかり水やりをしておきます。乾燥に弱いので、土が乾燥しすぎないようにしましょう。
地植えの場合
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。
休眠期間の水やり
夏の間は株が休眠期間に入っているので、水やりを控えて少なめにしておきます。秋になったらまた通常の水やりに戻します。
スノードロップの球根の掘り上げ
毎年掘り上げる必要はありませんが、3年に1度ぐらいのペースで掘り上げて植え替えをしてください。
掘り上げるのは、花後に葉が枯れてくる9月ごろにします。掘り上げた時に、古い根や葉は切って綺麗にしておきます。
雪景色に映えるスノードロップを育てよう
寒い時期に芽が出て、小さく白い花を咲かせるスノードロップはまさに雪景色によく似合います。
冬から春になる季節の移り変わりを感じられるスノードロップをぜひ育ててみませんか?