ひまわりを育てているトラブルのひとつに「ひまわりの茎が太くならない!」ということがあります。
ひまわりは背丈が高くなるものが多いので、できるだけ茎は太く丈夫に育ってほしいですよね。茎が細いと倒れやすくなるので、ひまわりの栽培を失敗する原因にもなりやすいです。
この記事ではひまわりの茎が細くならないようにする対策法をご紹介します。
ひまわりの茎を太くするために気をつけたいこと
では、ひまわりの茎を太くするためのポイントを3つにしぼってお伝えします。
茎を太く育てることで、大きく立派な花も咲きやすくなりますので、ひまわりを育てている方はぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:よく根が張るようにする
ひまわりの茎が太く丈夫に育つためには、根がしっかり張ることが大切です。それは根がしっかり張らないと水分や養分を吸収することもできなくなり、大きく育たなくなるからです。
よく根が張るようにするには地植えの場合は、土に腐葉土をよく混ぜてふかふかの土にすることで解決できます。30cm程度の深さまで掘り起こしておくと根が張りやすくなります。
また酸性土壌を嫌うので、苦土石灰を混ぜて土をアルカリ性に傾けておくことでしっかり育ちやすくなりますよ。
もしプランターや鉢植えで育てる場合は、できるだけ深さのあるものを選びましょう。ひまわりは背が高くなる植物ですので、しっかり根が張る環境を作ってあげてください。
ポイント2:日当たりの良い場所を選ぶ
ひまわりの茎がしっかり太く育つには日当たりも重要なポイントです。
ひまわりは日光を好むので、日当たりが悪いと生育も悪くなり、茎が細くなったり、花が小さくなったりしやすくなります。
植物は午前中に成長するといわれているので、午前中から昼過ぎにかけてしっかり日光があたる環境がおすすめです。
ポイント3:元肥・追肥を与える
ひまわりは根の周りに菌根菌という菌が多く集まり、その菌が花や実を作るリン酸の養分を吸収しやすくしてくれる特徴があります。
そのため比較的やせた土地でも育つヒマワリですが、その時々で必要な肥料を与えたほうが丈夫で茎も太くそだちやすいです。
元肥としては根や茎・葉がしっかり育つように鶏糞や緩効性肥料を混ぜておき、生育中は月に1度の追肥をしてください。追肥は液体肥料のほうが効果がすぐに出やすいです。
また蕾がついて花が咲く時期になったら、リン酸の養分の多い肥料を与えると花つきもよくなります。逆に窒素分の多い肥料を与えてしまうと、葉ばかりが茂って花が咲きづらくなります。
時期にあわせて適した肥料をあたえることも大切です。
ひまわりの茎を太くするには、丈夫に大きく育てることが大切
というわけでひまわりの茎を太く育てるコツについてご紹介しました。
茎が細いという場合は、ひまわりの苗自体が丈夫に育っていないということなので、まずは最初に植え付ける時にふかふかの良い土に植えて根をよく張らせることが大切です。
またある程度の高さになったら、支柱を横にたててあげることで倒れたり折れたりしにくくなります。
なので植える環境を整えて、日当たりの良い場所で育てれば失敗しにくいと思いますよ。
ぜひ大きくしっかりとした茎のひまわりを育ててみてくださいね。