日本の夏を代表する花ひまわり。
ひまわりは古くから日本で親しまれてきたので、誰でも知っているほど人気のある花です。
そんなひまわりの特徴や花言葉についてこの記事でご紹介します。
ひまわりとは?
ひまわりはキク科の1年草の植物で、日本では初夏から秋にかけて大きな花を咲かせます。
またロシアではひまわりは国花として知られています。
ひまわりの花はひとつの大きな花のように見えますが、実は舌状花(外側の花びら部分)と筒状花(中央の部分)という小さな花の集合体です。キク科の花にはこのような特徴をもつ花が多いです。
ひまわりの名前の由来は?
日本語の「ひまわり」という名前は、ひまわりが太陽の動きに合わせて向きを変える(回る)ことからこの名前がつきました。
実際には太陽の動きにあわせて向きを変えるのはひまわりがよく成長する段階だけで、つぼみがつく頃には動きは止まってしまいます。
他には「日回り草」「日車(ヒグルマ)」「日向葵(ヒュウガアオイ)」といった別名もあります。
一株からたくさんの種がとれる
品種によっても違いますが、大きなものだと一株のひまわりから2000以上の種が採取できます。
ひまわりの種は食用や油としても世界中で利用されていて、鉄分や亜鉛、ビタミン、リノール酸、パントテン酸、葉酸など豊富な栄養が入っています。
特に多く含まれているリノール酸は、血液をさらさらにする効果があり、生活習慣病の予防にもなります。
ひまわりの特徴
品種の数
野生種で60種類以上。
観賞用のものが毎年品種改良されているので、全て合わせると100種類以上あるといわれています。
草丈
ミニひまわりなど30cm程度の低いものから、3mを超えるものまで品種によって差が大きいです。
花の数
1株に1輪だけ花をつけるものもあれば、1株で複数の花を咲かせる品種もあります。
花の色
定番の黄色をはじめ、他にも赤やオレンジ、クリーム、白など品種の豊富さから色も豊富にあります。
ひまわりの原産地や環境は?
ひまわりの原産地は北アメリカ南西部で、紀元前からインディアンが食用として栽培していたといわれています。
また1500年代にアメリカからヨーロッパに渡り、最初はスペインの植物園で栽培されました。そしてヨーロッパから日本に渡ってきたのは江戸時代だと言われています。
ひまわりはもともと乾燥した日当たりの良い土地に自生していた植物のため、過湿を嫌い乾燥や日光に強い性質を持っています。
ひまわりの花言葉は?
ひまわりの花言葉はイメージの強いものが多いですが、古代インカ帝国やギリシャ神話の話から由来されているものが多くあります。
- わたしはあなただけを見つめる
- 偽りの富
- 情熱
- 崇拝
- あこがれ
黄色くあざやかで大きな花を咲かせるひまわりは、真夏の太陽のイメージとぴったりで夏の季節にとても似合う花ですよね。
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