スイートアリッサムの育て方・栽培方法のコツ

スイートアリッサムの育て方。種まき・肥料・切り戻し・夏越しの仕方。
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スイートアリッサムはアブラナ科の1年草で、別名ニワナズナと呼ばれています。

そんなスイートアリッサムの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

スイートアリッサムの特徴について

スイートアリッサムは地中海沿岸が原産で、草丈は低く10cm程度ですが、一株でも横に広がってボリュームが出ます。そのため花壇の手前に植えたり、寄せ植えで他の植物と組み合わせると映えます。

花はとても小さく3mm程度ですが、株全体にぎっしりと咲くので花の小ささを感じさせないほどの見応えがあります。花色は白やピンク紫があり、最近では色が複数組み合わさったミックス苗も販売されています。

高温多湿に強くないので1年草扱いですが、夏越しをうまくできれば何年も育てることができます。夏の暑さに強く、より丈夫に品種改良したスーパーアリッサムという品種もあります。

スイートアリッサムの育て方スケジュール

スイートアリッサムは開花期間がとても長いので、夏の暑い時期以外は花を咲かせることができます。

植え付けは夏の暑い時期は避けて、ある程度涼しい気温の春と秋が適期です。

種まき 9月
植え付け 3月、9月〜10月
開花 9月〜6月

スイートアリッサムがよく育つ土の性質

スイートアリッサムは水はけの良い土を好みます。

地植えの場合は事前に苦土石灰を混ぜておき酸性を中和します。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

スイートアリッサムに必要な肥料

スイートアリッサムは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

開花期間が長く、小花がたくさん咲くので開花中は液肥を10日に1回ほど与えてください。

スイートアリッサムの種まきから定植まで

タネまきの方法

アリッサムの種は小さく好光性なので、土はかぶせずに光に当てて育てます。種まきは秋が適期です。

鉢や箱に土を入れて水をかけて湿らせておき、種まきをします。乾燥に気をつけて発芽させ、本葉が2枚ほどになったらポットに移植して育てます。

苗を植える時

本葉が育ち、茎もしっかりしてきたら植え付けるタイミングです。

苗を植え付ける時はポットから取り出したら、根鉢は崩さず根を痛めないようにして植え付けてください。地植えの場合は株間を20cmほどあけておきましょう。

スイートアリッサムを育てるのに適した場所

アリッサムは日当たりの良い場所で育ててください。

夏の高温多湿には弱いので、夏越しさせたい場合は鉢植えで育てて日当たりを制限できる場所に移動させたほうが良いです。

寒さには強い方ですが、0度以下になるような寒い地域は霜に当たると枯れることがあるので鉢植えでの栽培をして冬は室内で管理するのがおすすめです。

スイートアリッサムの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。アリッサムは過湿を嫌うので乾燥ぎみに育てることが大切です。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

スイートアリッサムは花後に切り戻しをすると夏越ししやすい

暑さには弱いので1年草扱いのアリッサムですが、夏越しをさせたい場合は花が咲き終わる夏はじめに1度半分くらいの短さに切り戻しをすると、夏越しをして秋にまた花を咲かせやすくなります。

真夏の期間は株が弱るので、半日陰や西日の当たらない場所がおすすめです。

スイートアリッサムを育てて花を長く楽しもう

スイートアリッサムは夏以外は花を楽しめ、特に春と秋は生育がよく花付きも良いです。

草丈が低く他の植物を邪魔しないので、花壇でも鉢植えでもおすすめです。ぜひ一度アリッサムを育ててみてはいかがでしょうか。

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