ベロニカはゴマノハグサ科の多年草で、品種によってさまざまな見た目があります。品種に応じてハンギングや鉢植え、また地植えなどに映える植物です。
そんなベロニカの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。
ベロニカの特徴について
ベロニカには品種によって咲き方が違い、はうように横に広がって細い茎にたくさんの小花をつけるタイプ(オックスフォードブルーなど)と、上に1本の軸が伸びてそこに花穂をつけて咲くタイプ(スピカタなど)があります。
それぞれ見た目は全然違いますが同じベロニカの品種です。花の色は青が多く、鮮やかな色がとてもきれいです。
横にはうタイプのベロニカはグラウンドカバーとしても利用されています。
ベロニカの育て方スケジュール
品種によって春に咲くものと、秋に咲くものがあります。秋に種まきをすると翌年の春に、春に種まきをすると同年の秋に花が咲くので、選んだ品種に応じて時期を変えてください。
種まき | 5月〜6月、9月〜10月 |
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苗植え | 2月〜3月、9月 |
開花 | 4月〜10月 |
ベロニカがよく育つ土の性質
水はけの良い弱酸性の土を好むので、庭に地植えする場合は腐葉土や赤玉土を3割ほど混ぜて水はけをよくしてください。
自分で土を作る場合は、草花用の土に同様に腐葉土や赤玉土を3割ほど混ぜて育てると水はけがよく、過湿になりにくいです。
ベロニカに必要な肥料
元肥として植え付ける時に緩効性肥料を土に混ぜておきます。
育成中は肥料は与えすぎると、草丈が徒長してしまうので控えめに。各シーズンに1回ほど液肥を与える程度で構いません。
ベロニカの種まきの方法
鉢に種まきをして土を被せ、乾燥しないように気をつけながら育ててください。
本葉が4枚ほどになったらポットに移植して育てます。
ベロニカを育てるのに適した場所
日当たりの良い場所で育てると、花付きもよくなります。
真夏の暑さにはあまり強くないので、気温の高い地域は半日陰がおすすめです。鉢植えで育てると、時期や状況に応じて場所を変えられるので初めて育てる方は鉢植えが良いと思います。
ベロニカの水やりの頻度
植え付けの時にしっかり水やりをして根付かせてください。
地植えの場合
地植えの場合は雨も降るので、植物が根付いたら水やりは基本的に不要です。
プランター・植木鉢の場合
プランター・植木鉢は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してから水やりをします。
ベロニカは花後に切り戻しをする
ベロニカは多年草の植物で何年も育つので、花が咲き終わったあとに株全体を刈り込んで風通しをよくしておきましょう。
冬越しができれば翌年また葉や茎が大きくなり花を咲かせます。
場所にあったベロニカを選んで育てよう
最初にご説明したように、ベロニカは横にはタイプと上に伸びるタイプの2種類があるので、場所にあったものを選ぶようにしましょう。
鉢植えやハンギングだと、横にはうタイプを育てて垂れるようにさせるのがおすすめです。地植えの場合は、存在感のある上にのびるタイプがおすすめです。青い色の花が咲く植物はあまり多くないので、ブルーが好きな方はぜひベロニカを育ててみてはいかがでしょうか。