花を育てる時は水やりをするのはとても大切ですが、なぜか花を枯らしてしまった経験が1度や2度ある方は多いと思います。
この記事では花をうまく育てるための水やりのコツや、四季に応じた水やりのコツをご説明します。
地植えに水やりは必要?
地植えの場合は、雨が降るのと土の中に一定の水分を含んでいることが多いので、基本的に水やりは不要です。地植えでどんどん水やりをしていると根腐れの原因になります。
植え付け直後や、水をよく好む植物、暑い時期に土が極度に乾燥した場合には補助的に水やりをしてください。
地植えの場合は水やりが不要な分、水はけや水持ちなどの良い環境の土を作るほうが大切です。
上手な水やりの3つのポイント
まず花の水やりをする時の3つのポイントについてご説明します。基本的には鉢植えで育てている場合のポイントになります。
ここを抑えておくだけでも上手に花を育てることができるので、ぜひ参考にしていただければと思います!
①水やりは午前中に行う
まず水やりは午前中のうちに行いましょう。
朝水やりをするのを忘れていて、慌てて昼ごろに水やりをしたことはありませんか?実は日中の気温があがった時に水やりをしてしまうと、土の中が高音多湿になって植物が弱る原因になります。
②一度にしっかり与える
水やりはどのくらいすれば良いの?と迷うことがあるかもしれませんが、土の表面が乾いているのを確認したら鉢底から水が出るくらいしっかり与えます。
ちょっと水をかけただけだと土の上のほうだけ水が浸透して、植物の根がうまく水分や酸素を取り込めない状態になります。
③葉や花に水をかけず、基本は根元にかける
植物によっては葉や花に水がかかるのを嫌うものが結構あります。特にせっかく咲いた花が水やりでダメになってしまってはもったいないですよね。
水やりをする時は上からじゃぶじゃぶかけずに、基本は根元に水やりをしたほうが失敗が少ないです。
亜熱帯植物など葉にも水をかけたほうが良いものは、霧吹きで葉水をかけるなど別の作業を加えると上手に育てられます。
春・夏・秋・冬の水やりの方法は?
春の水やり
春は四季の中で一番植物がよく育つ時期です。
気温も上がってきて暖かくなり土も乾燥しやすくなるので、1日〜2日に1度は土の状態を確認して、乾燥していたらしっかり水やりをします。
夏の水やり
夏は四季の中で一番土が乾燥しやすい時期です。
午前中の水やりだけだとすぐに土が乾いてしまうことも多いので、土の状態は毎日確認します。また乾燥がひどい時は水やりを1日2回(午前中と夕方)行うと水切れを防げます。
夕方の水やりは、ある程度日が沈んで気温が下がってから行ってください。
秋の水やり
秋は春の次に植物が育ちやすい時期です。
ただし春は徐々に暖かくなるのに対して、秋は日を追うごとに気温が下がり寒くなります。そのため、春よりは若干水やりは控えめにしましょう。
1日〜3日に1度は土の状態を確認して、乾いているようであれば水やりをしっかり行います。
冬の水やり
冬は多くの植物の生育が遅くなります。
また根が水を吸う力も弱くなり、気温も低いため土も乾燥しにくいです。そのため四季の中で冬は一番水やりを控えめにします。
3日〜4日に1度、土の状態を確認してから水やりを行ってください。ここで水をやりすぎると過湿の原因になったり、土の中の水分が寒さで凍って花が枯れてしまいます。
土の状態を確認してから、水やりをすることがうまく育てるコツ
というわけで花の水やりのコツについてでした。
水やりの回数や時間帯を考えずにやってしまうとうまくいかないことが多いので、水やりは時期に応じて回数を調整することが大切です。
また夏だから必ずたくさん水をやらないといけない、冬だから水は控える、とは言い切れない場合もあります。育てている環境や土の状態に応じて、臨機応変に水やりを心がけてくださいね。
水やりをする時としない時のメリハリをしっかりつけて、花を元気に育てていただければと思います!