ワイルドカモミールの育て方・栽培方法のコツ

ワイルドカモミールの育て方。種まきや植え付けの方法。切り戻し・剪定・葉の収穫はいつ?
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ワイルドカモミールはキク科の多年草で、別名フィーバーフュー、マトリカリアと呼ばれています。虫除けに効果があるので、暑い時期にぴったりのハーブです。

そんなワイルドカモミールの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ワイルドカモミールの特徴について

ワイルドカモミール(マトリカリア)は草丈は大きくなると1mほどの高さになり、キクの花に似た真っ白な小花が咲きます。

夏の時期に真っ白な花が咲くことから、和名ではナツシロギクと呼ばれています。

葉は虫除けの効果があるので、ポプリにしたり、花壇や鉢植えに植えて育てれば害虫予防にもなります。

ワイルドカモミール(マトリカリア)の育て方スケジュール

ワイルドカモミールは秋まきの多年草で、翌年の夏に花を咲かせます。

葉は気温が高く生育が良い時に、必要な分を摘み取ります。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
収穫 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ワイルドカモミールがよく育つ土の性質

ワイルドカモミールは酸性の土を嫌い、水はけの良い土を好みます。

地植えの場合

まず植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて土のPHを中和します。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えの場合

自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作り、ひとつまみの苦土石灰を混ぜておきます。

苦土石灰は土になじむのに時間がかかるので、土の準備は早めにしておきましょう。

ワイルドカモミールに必要な肥料

ワイルドカモミールは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

追肥は春と秋に、緩効性肥料を株の周りにまいてください。

ワイルドカモミールの基本的な育て方

ワイルドカモミールの基本的な育て方

ワイルドカモミールの発芽温度

15度〜20度

ワイルドカモミールの種まき

種が細かいので、育苗箱やピート板に種まきをすると育てやすいです。

種をまいたら薄く土をかけて、乾燥しないように霧吹きで水やりをしながら発芽させます。発芽して本葉が出てきたら、ポットに植え替えてください。

苗の植え付け、間隔

本葉が6枚ほどまで育ったら定植できます。

地植えの場合は間隔を20cm〜30cmほどあけて、株同士が込みいらないようにしましょう。

水やりの頻度

高温多湿を嫌うので、水やりは控えめがおすすめです。

地植えの場合は水やりは基本的に必要ありません。

鉢植えの場合は、土が乾いているのを確認してから涼しい時間帯に水やりをします。

摘心

苗を育てて茎が10cm以上伸びた時に茎の先を切っておくと、そこから脇芽がのびて枝数や花を増やすことができます。

草丈が高くなる品種は、生育途中で茎が倒れないように支柱をしておきましょう。

花がら摘み

咲き終わって枯れてきた花はこまめに摘み取っておくと次の花が咲きやすくなり、見た目も綺麗な状態を保ちやすくなります。

剪定・切り戻し

高温多湿に弱いので、花が咲き終わったあとは全体を短く切り戻しします。

夏の間はできるだけ涼しいところで管理したほうが夏越しがしやすいです。

気温の高い地域の場合は夏の暑さで枯れることもあるので、その時は秋にまた種まきをして育ててください。

ワイルドカモミールを育てるのに適した場所

ワイルドカモミールは日当たりの良い場所を好みます。

ただし高温多湿には弱いので、夏は鉢植えで軒下など半日陰の場所に移動させたほうがうまく育てられます。西日にも当たらないように注意しましょう。

ワイルドカモミールの葉の収穫

春から秋にかけて、やわらかい葉を収穫してハーブティーや入浴剤として楽しめます。

乾燥させて虫除けのポプリにしたり、植えたままでも防虫効果があります。

ワイルドカモミールの増やし方

ワイルドカモミールは挿し木で簡単に増やすことができます。

初夏や秋の時期に、枝の先を5cmほど切って湿らせた赤玉土やバーミキュライトに挿して、乾燥しないように水やりをすれば根が出てきます。

根が大きくなったら定植させて、通常通りに育ててください。

ワイルドカモミールは真っ白な花が特徴的な可憐なハーブ

ワイルドカモミールは暑さと過湿に弱いので、水のやりすぎと夏の日差しに注意するとうまく育てられるハーブです。

真っ白な小花を眺めて楽しむのも良いですし、ハーブとして葉を利用して生活に役立てるのもおすすめです。

ぜひ一度ワイルドカモミールを育ててみてはいかがでしょうか。

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