十二支(干支)は植物と関係があった!戌年は犬ではなく植物が枯れている状態?

十二支(干支)は植物と関係があった!戌年は犬ではなく植物が枯れている状態?
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みなさんの干支は何ですか?

十二支(干支)は12匹の動物から成り立っていて、その年の置物を飾ったりする風習は日本では昔から行われています。占いだとこの干支の人はこういう性格、といったものもありますよね。

干支は動物のことと思っている方も多いと思いますが、実は干支は動物のことではなく本来は植物の成長過程を意味するものだってご存知でしたか?

ちなみに戌年は犬のことじゃないの?と思うかもしれませんが、実は本来の意味は犬ではなく「植物が枯れている状態」を表すんです。

目次

十二支のはじまり

十二支のはじまり

十二支のはじまりは、3000年前の殷王朝の時代に考えられた暦と言われていて、植物の成長の様子を1ヶ月ごとに割り当てたものが本来の十二支の意味だそうです。

たしかに子・丑・寅・卯・・・という漢字は、動物のことではないですよね。ネズミだったら鼠と書かないと意味が違ってきます。

具体的な十二支の意味

具体的にひとつひとつにはこのような意味があります。

種になりこれから生命が誕生する状態
種から芽が出ようとする状態
土から芽を出した状態
茎や葉が大きくなる状態
茎や葉がよく育ち形が整った状態
植物が完全に成長した状態
植物の成長が止まり、衰えてきた状態
実がなり始める状態
実が大きくなっていく状態
実が熟した状態
植物が枯れている状態
植物が種に生命を閉じ込めた状態

子はネズミのことじゃなく、植物のはじまりを表していて、戌は植物が枯れた状態を意味していたんですね。

のちにそれぞれを身近な動物に当てはめるようになったことから、今では十二支は動物という認識になっているようです。なので最初はこのように植物の成長過程を表すのが十二支のはじまりなんです。

動物での十二支の意味

動物での十二支の意味

ちなみにあとから付け加えられた動物での十二支にはこのような意味が込められています。

子(ねずみ) 子孫繁栄
丑(うし) 粘り強さ・努力
寅(とら) 行動力・決断力
卯(うさぎ) 飛躍・家内安全
辰(りゅう) 出世・権力
巳(へび) 生命・金運
午(うま) 健康・陽気
未(ひつじ) 安泰・穏やか
申(さる) 魔除け・利口
酉(とり) 商売繁盛・親切
戌(いぬ) 忠誠・子宝
亥(いのしし) 無病息災・正義

どれも良い意味がたくさんあるので、確かに植物よりも動物で表した今の十二支のほうが一般的に広まったのは理解できますね。

植物は遠い昔から人の生活に深くかかわっている

植物は遠い昔から人の生活に深くかかわっている

こうして見てみると、植物とは全く関係がないと思っていたものでも、深く植物が関わっていることがよくわかりますね。十二支が動物ではなく、本来は植物の成長過程を表わしていたなんて驚きです。

植物は時間や命の流れを教えてくれる存在なので、これからも植物のある暮らしを大切にしていきたいと改めて感じました!

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