園芸やガーデニングをしていると赤玉土(あかだまつち)という土をよく使いますが、赤玉土とは一体どういう土なのでしょうか?
ここでは赤玉土の特徴や効果、また基本的にどんな使い方をするのかについてご説明します。
赤玉土とは?
赤玉土というのは「赤土を乾燥させた粒状の土」のことを言います。赤土は関東ローム層から産出されている火山灰でできた土です。
赤玉土は粒の大きさで大・中・小の3つに分別されています。
大きな粒の赤玉土は排水性に優れ、また鉢底石としても利用されています。逆に小さな粒は保水性が高く、粒が細かいため苗を植え付けた時に株が安定しやすいです。
赤玉土の効果・特徴
保水性や排水性・通気性に優れているため、園芸やガーデニングで使う土としては中心的な土として使われています。
赤玉土を使うと土が過湿になりにくいので、植物が根腐れしにくかったり、土の中に空気をとりこんで植物が元気に育つことができます。
また赤玉土はpH6.0程度の弱酸性の土なので、どの植物にも使いやすい万能な土です。
赤玉土のデメリット
たくさんメリットのある赤玉土ですが、実はデメリットもあるんです。赤玉土は最初使う時は粒状でころころしていますが、実際に使い続けると徐々に粒が潰れてしまい、ただの赤土になってしまいます。
粒がなくなってしまうと排水性・通気性が悪くなるので、植え替えの時など定期的に土を入れ替える必要があります。
おすすめの赤玉土は?
赤玉土のデメリットをふまえた上で、おすすめの赤玉土があります。
それは「硬質赤玉土」という従来の赤玉土よりも硬い材質のものがあります。硬質の赤玉土であれば、粒が潰れにくいメリットがあります。
従来の赤玉土より若干値段が高くなりますが、長持ちするので使い勝手は良いと思います。
赤玉土の基本的な使い方
自分で土を作る時は、赤玉土は必須の用土です。
基本的な培養土として使える
赤玉土は基本的な培養土として使われていて、赤玉土(あかだまつち)6、腐葉土(ふようど)4の割合で作られたものは基本的な園芸用の土の配分です。
まずこの配分の培養土をベースにして、酸性の土やアルカリ性の土、排水性や保肥性を高めたりなど、目的に応じて配合する土の種類を変えていきます。
赤玉土は挿し木や挿し芽の土としても使える
また赤玉土は肥料分が入っておらず無菌の清潔な土なため、挿し木や挿し芽をする時の用土としても使えます。
赤玉土を挿し木や挿し芽に使う時は、赤玉土だけを鉢に入れて水で湿らせておいて、そこに切った枝を挿して管理します。通気性や排水性があって、清潔な赤玉土を使うと挿し木や挿し芽の成功度も高くなりますよ。
色々なところで便利に使えるので、余分に買っておいたほうが何かと使い勝手が良いと思います。
赤玉土は園芸やガーデニングの必須アイテム!
用土の中心的な存在である赤玉土は、園芸やガーデニングを始めるなら必ず必要となる土です。
今まで庭の土しか使ったことがない・・・という方もいるかもしれませんが、植物をうまく育てるには良い環境の用土を作ることは大切なので、まずは赤玉土を使うことから始めてみてはいかがでしょうか?
水はけが良いので、水のやりすぎで枯らせてしまったという失敗も少なくなりますよ。
以上、赤玉土の基本的な使い方や特徴・効果についてでした。