ペチュニアは初夏から秋にかけてたくさんの花を咲かせる、暑い時期におすすめの花です。暑い時期は庭先でペチュニアを育てている家もよく見かけると思います。
この記事ではそんなペチュニアの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。
ペチュニアの特徴について
ペチュニアは南米が原産で、品種改良を重ねて今では丈夫な品種がたくさん出ています。
花は朝顔のようなラッパ型の形をしていて、花の大きさは小さなものから大きなものまで品種によって大きく差があります。
暑さにも強く、また花をたくさん咲かせるため、夏の暑い時期に何か花を育てたいと思っている方にはぴったりの花だと思います。
ペチュニアの育て方スケジュール
ペチュニアは夏を中心に咲く植物なので、その時期に合わせて種まきや苗植えをしていきます。種からでも育てられますが、苗を買って育てるのが一般的です。
基本的に一年草の品種が多いので、秋をすぎて冬になると枯れてしまいます。
種まき | 4月〜5月 |
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苗植え | 3月〜6月 |
開花 | 4月〜10月 |
ペチュニアがよく育つ土の性質
ペチュニアは弱酸性の土を好みます。
酸性の度合いが強い場合のみ苦土石灰を事前にまいて、酸性を弱くしてください。
ペチュニアに必要な肥料
ペチュニアは花をたくさん咲かせる植物なので肥料がかかせません。
植え付け時や生育期は緩効性肥料を忘れずに与えましょう。花がよく咲く時期は1ヶ月に2回ほど液体肥料も与えると肥料切れが少なくなります。
ペチュニアを植える時のポイント
タネを植える時
好光性で光をあてないと発芽しないので、土はかぶせずに育ててください。タネが細かいので発芽するまでは室内で育てるのがおすすめです。
本葉が6枚くらいまで育ったら、植え付けるタイミングです。
苗を植える時
一株が大きくなりやすいので、花壇などに植える場合は30センチほどある程度間隔を作って植えてください。
ペチュニアを育てるのに適した場所
ペチュニアは雨に弱い品種が多いので、雨の当たらない場所や鉢植えで育てると失敗しにくいです。ペチュニアは鉢植えやハンギングで育てるほうが見栄えも良いと思います。
また暑い時期は特に蒸れを嫌うので、風通しの良い場所もおすすめです。
ペチュニアの水やりの頻度
地植えの場合
植え付けて根付くまでは水をしっかり与えてください。その後は雨の降る量に気を配りながら、土が乾いている時だけ与えてください。
プランター・植木鉢の場合
表面が乾いていることを確認してから、たっぷり水を与えます。
夏の時期は植木鉢は土が乾燥しやすくなっているので、水切れに注意してください。
ペチュニアは花がらをこまめに取ることが大切
ペチュニアは花がどんどん咲いていきますが、花がしおれたあとはこまめに取って花がら摘みをしておきましょう。
古くなった花がらをそのままにしておくと、病気の原因になったり、他の花を咲かせる栄養をうばってしまいます。くっつきやすいので、葉についた花がらも取り除きます。
気をつけたいポイントとして、花がらを摘む時は花茎のすぐ下で切ってください。花びらだけを取っても、実がついて種ができてしまいます。
ペチュニアの蒸れを予防するために、切り戻しをする
ペチュニアは蒸れを嫌いますが、育ってくると葉や花が込み入ってくるため夏や梅雨の時期は蒸れやすくなります。
本格的に夏になる前の6月ごろに全体を刈り込んで切り戻しをしておくことで、蒸れを防いでおきましょう。
ペチュニアの花で夏を彩ろう
ペチュニアは春以降になると園芸店でよく見かける花なので、夏の時期はぜひペチュニアを育ててみてはいかがでしょうか。
たくさんの花を咲かせるので、玄関先やベランダに鉢植えで育てるとパッと目を引きますよ。暑さには比較的強い花なので、育てやすく初心者の方にもおすすめです。