キバナコスモスはキク科の秋まき1年草・多年草で、オレンジの色の花を咲かせるコスモスです。ピンクや白のよく見かけるコスモスも良いですが、夏以降に咲くオレンジ色のキバナコスモスもとても綺麗ですよ。
コスモスは日本でも色々なところで自生しているのをよく見かけますが、雨だけで育つので丈夫で育てやすい花です。
この記事ではそんなキバナコスモスの育て方や気をつけたいポイントについてご説明します。
キバナコスモスの特徴について
キバナコスモスはメキシコが原産の花で、コスモスの仲間です。オレンジの綺麗な花が枝分かれした先にたくさん咲くので、複数の株を育てるととてもボリュームのある見た目になります。
キバナコスモスはオレンジ以外にも黄色よりの花色もあり、品種によって微妙に色合いが違います。
キバナコスモスの育て方スケジュール
キバナコスモスは夏の7月以降の咲く花なので、その時期に合わせて種まきは春以降に行います。何度かに分けて種まきの時期をわざとずらして育てると、花が順次遅れて咲くので花を長く楽しめます。
種まき | 4月〜8月 |
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植え付け | 4月〜6月 |
開花 | 7月〜10月 |
キバナコスモスがよく育つ土の性質
コスモスは基本的に肥料が少ないどんな土でも育つ植物なので、キバナコスモスも同様にあまり土にこだわる必要はありません。
土があまり水はけがよくない場合は、赤玉土や腐葉土を混ぜておくと過湿を防ぐことができます。自分で作る場合は赤玉土7:腐葉土3の一般的な土作りで構いません。
キバナコスモスに必要な肥料
キバナコスモスはコスモス同様に肥料を必要としないので、与えなくてもしっかり育って花が咲きます。
肥料を与えすぎると、逆に花が咲かなくなってしまうので気をつけましょう。
キバナコスモスを植える時のポイント
タネを植える時
タネは直播きでも育てることができます。ポットに植える場合は軽く土をかぶせ乾燥に気をつけながら発芽させ、株が大きくなったら定植させます。
苗を植える時
苗を購入するときは、茎や葉がしっかりしたものを選びましょう。春以降は気温が高くなってくるので、午前中の涼しい時間帯に植え付けるのがおすすめです。
キバナコスモスを育てるのに適した場所
キバナコスモスを育てるときは日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。日にしっかり当てることで花つきもよくなります。
乾燥にも強いので、土の乾燥しやすい夏の時期もしっかり育ってくれます。
キバナコスモスの水やりの頻度
地植え・鉢植えともに植え付けのときにしっかり水やりをしてください。乾燥には比較的強いため、水のやりすぎに注意してください。
地植えの場合
地植えの場合は基本的に水やりは不要です。雨が降らず土が乾燥した状態が続くようであれば、水やりをする程度に控えてください。
プランター・植木鉢の場合
プランターや植木鉢は夏の期間は土がすぐに乾いてしまうので、表面が乾いているのを確認後水やりをしましょう。
キバナコスモスは花がら摘みをして花を咲きやすくなる
キバナコスモスはたくさん花が咲きますが、花が咲き終わったあとの花がらはこまめに摘み取っていきましょう。
花をそのままにしておくと、タネを作ろうとして栄養を奪ってしまうので花が咲きづらくなります。花がら摘みをすることで、他の花が咲きやすくなります。
キバナコスモスは肥料いらずで水だけで育つので、初心者の人にもおすすめの花です。夏の季節にオレンジの鮮やかなキバナコスモスをぜひ育ててみてくださいね。